「亙古一邪,神愆唯曌,敗盡眾天。」
概要
称号:眾天邪王(しゅうてんじゃおう)、冥帝(めいてい)
「霹靂布袋戲」の登場人物。
「霹靂天命之戰禍邪神Ⅱ破邪傳」の主要人物の一人。
天邪八部眾の筆頭「眾天邪王」。
堕落した神で、二つ名は「冥帝」。天界の神々を敵とみなす。
天跡の体で復活し、神の力を駆使して、滅亡のゲームを開始する。
戰禍邪神のタイトルと関わり、災いをもたらす星の一人「禍星(かせい)」である。
プロフィール
性別 | 男 |
---|---|
初登場 | 霹靂天命之戰禍邪神Ⅱ破邪傳 第16章 |
退場 | 霹靂天命之戰禍邪神Ⅱ破邪傳 第47章 |
出身 | 東皇玄洲 |
根拠地 | 雲漢仙閣 |
身分 | 天邪八部眾の筆頭 |
友人 | 峨茲 |
上司 | 八歧邪神 |
同僚 | 奈落川(御天者)、闇禘(御邪王)、鸑變迦羅(末邪王)、馭能天(競邪王)、蚩羅(夜叉梟王)、收萬劫(阿修羅王)、鬼麒主(鬼龍王)、邪獄明王 |
正体 | 祌天爻帝 |
その他 | 天跡 |
武器 | 終極冥帝、冥帝單鋒、冥帝邪槍、冥帝刀弓、冥帝之精 |
所有物 | 咒神天秤 |
人物
天邪八部眾の中で最も強い存在「眾天邪王」。白い髪に白い服、中指に天秤を掛ける堕落した神。容姿は美少女のごとく美しいが、男性である。閩南語バージョンでは、王者のような低い声をしている。高慢な性格で、人間を含めた自分より格下のすべてを見下ろす。咒神天秤を使い、世界に滅亡をもたらす。
名前の神愆は、「神の罪」を意味する。一人称は「瞾(しょう)」。明るい空と書いて「瞾」という字は、中国の女帝・武則天が作った漢字で、その諱でもある。
経歴
堕落した光明神
遥か昔、苦境神州の海外には、「東皇玄洲(とうこうげんしゅう)」という地域が存在した。神愆はその地を守る光明神・祌天爻帝(ちゅうてんこうてい)であった。当時は紫髪で男性的な容姿をしており、東皇玄洲の守護神として、民に崇められた。
しかしある時、東皇玄洲が邪教組織の陰謀により、毒がばらまかれる。民を守るために、身を挺して防ぐ。だが毒が体内に入り、心が汚染されかける。その様子を見て、自らの心を外に打ち出し、記憶を失う。心をなくした祌天爻帝は、記憶を失い、猛毒によって堕落した。以降は「冥帝」と号す。
祌天爻帝の堕落を知った天界は、彼に天罰を下し、東皇玄洲も同時に滅した。それから200日間、冥帝が人間界に大きな災害をもたらす。最後は九天玄尊と激戦を繰り広げ、倒される。
終極冥帝
敗北した冥帝は、八歧邪神に助けられた。
「禍星」の命格を持つことで、邪神から新たな肉体を得て、天邪八部眾の筆頭「眾天邪王・神愆」となる。その際に、自身の武器「終極冥帝(しゅうきょくめいてい)」を東瀛百妖卷の妖皇・冥霾邪滍(めいばいじゃち)の心と融合させた。
示流島の戦いが終わった後、八歧邪神が封印される。かつて九天玄尊に倒された恨みから、冥霾邪滍の体で雲海仙門を襲撃。攻防の末、冥霾邪滍が天跡によって消滅され、同時に神愆の邪魂も天跡に憑りつく。
冥霾邪滍が消滅され、その心が金属に変化して、人間界に落ちる。それを入手した雨霖鈴は、「終極冥帝」を四つの武器として作り上げ、「霹靂狼煙之古原爭霸」時期の武林に混乱を与えた。
禍星神愆
神愆はその後、一度天跡の体を支配して、九天玄尊を殺した。それから長い間行動を見せないが、天跡の死後、彼の死体を乗っ取る。
天跡の体に強烈な聖気が残っており、完全支配するには時間が必要であった。彼の死体は聖気溢れる「天堂之門」の中に封印され、復活が阻められる。そのため、天邪八部眾の中では、最後に登場することとなる。
天堂之門内部にいる俠菩提の魂が消滅した後、天跡の体を完全に支配し、封印を突破。同時に夜空に災いの星「禍星」が光り、神愆が復活して、再び降臨する。当初は天跡の容姿をしており、黒髪に黒い服、額に「天」が描かれていた。降臨した瞬間、現在の姿へと変身する。
神愆の降臨と共に、終極冥帝が再び彼の手元に戻る。神クラスの強大な力で、雲海仙門の人々を圧倒した。八歧邪神が正式に中原を侵略する前に、人間界に破滅をもたらしていく。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(神愆)※中国語
- 公式武器資料(終極冥帝)※中国語