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「星雪淒天銀河垂,狂豔夜徊鑄楚辭,

蕭瑟悲聲秋風起,殺憶寒蟬未鳴時。」

概要編集

称号:阿修羅王(あしゅらおう)、星宿一奇(せいしゅくいっき)

本名:冬月宵(ふゆつきしょう)


霹靂布袋戲」の登場人物。

霹靂天命之戰禍邪神」の主要人物の一人。


天邪八部眾の一人「阿修羅王」。

道皇・聖無殛(せいむきょく)の伝承者「星宿一奇」の身分を併せ持つ。

聖龍口を拠点として、青陽子とともに劍子仙跡ら中原正道と対抗する。


一度劍子仙跡を追い詰めるほどの強敵である。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂天命之仙魔鏖鋒II斬魔錄 第60章
退場霹靂天命之戰禍邪神Ⅱ破邪傳 第15章
根拠地聖龍口、冬月廬、時窮丹青
身分天邪八部眾の「阿修羅王」、道皇傳人「星宿一奇」
家族冬月笙(母)、冬月淚香(妹)
友人青陽子、馭能天
師匠聖無殛
上司八歧邪神
同僚奈落川(御天者)、鸑變迦羅(末邪王)、闇禘(御邪王)、馭能天(競邪王)、蚩羅(夜叉梟王)、鬼麒主(鬼龍王)、神愆(眾天邪王)、邪獄明王
部下令君章、虎胤瞬火、全真子
その他冬月宵(邪魂策王)
武器血珞丹青、古劍尊始
所有物寒蟬之音、冬月吟泉、無藏卷、丹青獄圖

人物編集

八歧邪神の部下「天邪八部眾」の一人。好戦的な剣士で、尖った耳に整った顔立ちを持つ美青年。白いポニーテールを垂らし、血の赤色を好み、全身の服装は赤にまとめている。八部眾の中では神愆を除いて、戦闘力が最も強いといわれている。


初登場時は青陽子とともに出現し、道武王谷に封印された八歧邪神の龍首を解放した。道皇直伝の技を駆使して、劍子仙跡劍非道ら道武王谷の関係者たちを圧倒する。


生い立ち編集

收萬劫の本名は冬月宵東瀛の醸造家・冬月家の三男として生まれた。冬月家は「冬月吟泉」という酒で名を馳せていたが、男子は全員奇病を患い、十三歳の時に死ぬ運命だった。兄たちが次々命を落とし、残った宵も日に日に調子が衰えていく。母は宵を救うために、八歧邪神と取引を行い、宵の命を助けた。代償として、母の魂は永遠に「寒蟬之音」の風鈴に囚われ、一命をとり留めた宵も八歧邪神の部下として成長し、阿修羅王・收萬劫になる。


收萬劫になった彼は、残った妹の淚香と共に過ごした。戦友・馭能天と出会い、淚香を馭能天に娶らせる。その後、淚香が病没し、彼女の魂を「寒蟬之音」の風鈴に収めた。示流島の戦役にて、九天玄尊が率いる剣士たちと交戦するが、戦死する。


星宿一奇編集

收萬劫が星宿一奇になった理由は、劇中には言及されなかったが、霹靂月刊第268期では、その経緯について記されていた。


示流島の戦いで、命を落とす收萬劫。その邪魂は中原に流れ着き、星宿天という地にて、孤児の星宿一奇に憑りつく。偶然が重なって、星宿一奇は道皇・聖無殛に拾われ、道皇の伝承者として育てられた。しかし收萬劫の邪魂は、星宿一奇の体を影響し続け、乗っ取ろうとしている。邪魂の力を止めきれない聖無殛は、星宿一奇を時窮丹青(じきゅうたんせい)の湖に沈め、彼は長い眠りについた。


それから年月が過ぎ、聖無殛が没する。青陽子は聖無殛が遺した「道皇遺冊」の記載に従って、星宿一奇を呼び覚ます。その時点で、彼の体は完全に收萬劫に乗っ取られた。收萬劫は星宿一奇の記憶・武芸・意識など、すべてを掌握しており、「道皇の伝承者」という肩書きで、青陽子と協力することになる。


関連タグ編集

霹靂布袋戲


青陽子 劍子仙跡

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