東和夫
ひがしかずお
逢坂剛が書いた、「百舌シリーズ」には一切出てこないドラマオリジナルキャラクターである。
非喫煙者。
元公安警官で大手警備会社の役員と華麗な経歴を持っているが、その裏では殺人などの犯罪を請け負い実行する顔を持つ。
Season1の中盤までは、冷静かつ用意周到で頭脳明晰な悪役であったが終盤あたりから内に秘めていたより狂気に満ちた本性が前面に押し出され、人を喰ったような言動が目立つ。
(この辺りから、「チャオ」や「オメラス」などといった発言をするようになる。)
Season2では、森原官房長官や池沢公安部長(佐野史郎)などが裏で画策している様々な陰謀に暗躍するが、目的は不明。
倉木や和彦に「イカれている」と評されても、当人はそれを「最高の褒め言葉」として返している。
(役者によるアドリブが多い「mozu」だが、この台詞は台本にある台詞である。)
華奢な体躯ながら襲いかかってきた宏美を一瞬で返り討ちにし、明星を不意打ちするほどの実力の持ち主。
また、射撃能力と運転テクニックにも長けている。
season2 ~ 劇場版あたりからは、目的は不明だが倉木を事ある毎に自分と同じ道に誘おうとする。
ここでは、東和夫に関する用語を記載する。
オメラス
season1の第九話で、屋上に倉木を誘ったのち、語ったある小説に出てくる物語。
season2の第二話では、season1で語った話の続きを話しており、劇場版でもこの話題に出る。
詳しくはオメラス ←リンクを参照。
チャオ
東の口癖である。
season1第八話にて、東和夫が新谷宏美からICチップを奪った後に、車に乗車して去る直前に新谷に放った一言。
実は、撮影本番に入る前に、
当然 監督から「東の狂気を見せてくれ」という無茶振りを振られた長谷川博己が、急に言われて戸惑った末に、乗っていた車がイタリア車だったことから「チャオ」というアドリブを出す。
それ以外に、「さらばだ!」というセリフも言ったそうだが結果的に、チャオが採用される。
それ以来、なにかと言うと「チャオ」を使い、作品内では計7回も使っていた。
ファンからはチャオ東の愛称で呼ばれている。