概要
CV:大塚ちひろ
本作のヒロイン。「パンタジア」オーナーを勤める少女。血液型はA型。
東和馬を慕っており、和馬も月乃に好意を持っているようだが、和馬がその思いに気づいていないため、2人の関係はなかなか進展しない。当初は常に余裕の笑みを湛えたクールな美少女・薄幸のヒロインという位置づけだったが次第にボケ役として松代の暴力的な突っ込みを受けたり、驚き役や弄られキャラとして可哀想な目に遭う事が多いという、達観した印象だった初期からはとても考えられない役回りとなった。
とどめは『実は丸坊主でカツラ着用』という設定であり、「社長になってから多忙でヘアケアが面倒になった」とド終盤で説明されている。
身の上
パンタジアの創業総帥・梓川貞尚の孫娘ではあるが、父・貞道の愛人の子であるため周りからは冷遇されてきた(まだ幼い頃、母親との外出の際雪乃に始末されかけたことも)。南東京支店店長代理をつとめていたが、霧崎雄一がパンタジアを乗っ取った後、「一つの会社が市場を独占すると業界がだらけてしまう」という理由でパンタジアの社長に据えられ、サンピエールの社長となった雪乃と争うこととなる。
家族構成員
祖父。パンタジアのオーナー。孫娘である月乃・水乃・雪乃のうち誰を次期後継者にするか迷っている。雪乃がサンピエールの霧崎オーナーと組んでパンタジアを乗っ取ろうとしていることを全く知らない。味にはうるさそうだが、松代健いわく「人間のデキた人」であり、人に優しく、冠茂からは「経営に関しては神だが、孫娘に対しては骨抜きのただのジジイ」とそれぞれ評されている。パンタジアが霧崎と雪乃に乗っ取られた事で失脚し、その後の行方は不明。
梓川貞尚の息子で雪乃、月乃、水乃の実父。梓川グランドホテルグループ社長。かつてパン職人となるべくパンタジア本店で腕を磨いていた時、妻帯者の身で在りながら、月乃の母と恋に落ちて月乃を儲けた。後継者争いでは水乃の後ろ盾であった。作中では後姿のみの登場。
異母姉。月乃の生い立ちと雪乃の極悪非道な性格が災いして敵対することになり、最後まで分かり合えずじまいに。詳細は該当記事参照。
異母妹。月乃の生い立ちが災いして敵対することになるが、紆余曲折を経て最終的には打ち解けあう事ができた。詳細は該当記事参照。