概要
刃が無く、一本の尖った釘のような形状の手裏剣。いわゆる寸鉄と呼ばれる暗器の一種である。
一般的なイメージの手裏剣は扁平な「平型手裏剣」(十字手裏剣など)であろうが、棒手裏剣はサイズ的に万年筆ほどの太さで、携行しやすい。
回転して飛ぶ平型手裏剣に比べより貫通性が高く、殺傷力に優れるとされる。
手裏剣による攻撃は「投げる」ではなく「打つ」と呼ばれる。
棒手裏剣を打つ方法はメイン画像の通り先端を先に向けて打つ「直打法」が一般的とされるが、先端を自分に向けて手首を返して打つ「反転打法」、普通の手裏剣よろしく回転させる「回転打法」もある。
創作では
十字手裏剣や近接戦にも使える苦無が忍者キャラの代名詞として扱われることが多く、棒手裏剣が描かれることは少ない。
しかし、アニメ「忍たま乱太郎」の原作漫画である「落第忍者乱太郎」では、忍術学園の手裏剣の授業で実技に棒手裏剣が使われており、アニメで乱太郎たちが実戦で使用する場面もあった。
基本的に相手の殺傷が描かれない作風のため、乱太郎たちが下手なので刺さらないというオチである。
棒手裏剣をメインで使用するキャラ
- 芦原英幸(空手バカ一代):実在の人物。極真空手出身(後に独立)だが、天才的な棒手裏剣術で知られる。
- わや姫(絶倫超人ベラボーマン)
- 千鳥(信長の忍び)
- 釣鐘茶寮(とある科学の超電磁砲)
- 白井黒子(同上):棒手裏剣使いではないが、金属棒を直接瞬間移動させて攻撃する。
関連武器
関連項目
宮本武蔵:非常に手裏剣投げが上手かったらしい。