植木春子
うえきはるこ
CV:林原めぐみ(!!!)
主人公・植木耕助の義母に当たる人物。植木源五郎の妻で、植木翔子の母。
職業は看護師だったが、物語開始の時点で既に故人。しかし、13年前のある日に神様と出会い、彼に現在の能力者バトルを開催するきっかけを作った、『うえきの法則』という作品そのもののキーパーソンである。
神様の視点で25年前、当時できたばかりの火野国中学の生徒だった。天然でかなりハジケた性格であり、源五郎とは当時からラブラブカップルだった上に、彼の小説を書く趣味を受け入れていた(後に誕生する長女・翔子に強い影響を与えることになる)。
後述のお節介で行動力が有り余ってるかのような言動も見られるため、耕助と森あいを足して2で割った人柄ともとれる。
ある日、ナンパされているところを人間界にやってきた神様と出会い助けを求め、神様は立場上「人間の争いごとに介入してはならない」掟から困惑していたが、そのナンパ男に自身のファッションをバカにされたことから彼らを圧倒。そのお礼に神様を自分の行きたいところに散々振り回し、神様にクレープを大量に食わせる、動物園でパンダの檻に入って飼育員に叱られる、神様と証明写真を撮る、人気アイドルユニット「ピンク・ラビッツ」のライブでその日が「父の日」であることから「父親とその子どもと写真に撮れる」という企画に神様を父親代わりにして写させたなど、前代未聞かつ奇想天外すぎるほどのインパクトあふれる行動ばかりとっていた。
その矢先、踏切の線路に足を挟んだ老婆を助けようとして、その老婆が孫と喧嘩して罰が当たったと自身を卑下していたのを、「自分は看護師を目指して勉強しているから、明日には孫と仲直りしているかもしれない」と前向きな発言で励ます。神様はその言葉を聞いて、危機に陥っていた2人を救出(このことで、「神が人間の生命に関わる運命に介入してはならない」掟を破ったことで天界で重罰を受ける破目になった)。
その夕暮れ、神様にサングラスをプレゼントし、お返しに十字架のピアスをもらい受ける。神様はこのことで、「自分の次の神を選ぶ時には、春子のような未来のある中学生くらいの少年少女たちを戦わせる能力者バトルで戦わせ、『空白の才』を守人の一族や悪人に取られないようにそのバトルの優勝者に譲渡する」目標をつくるきっかけとなった。
数年後、看護師となり、源五郎と結婚。長女・翔子を設ける。その約5年後、交通事故により逝去。
神様は「短い人生だが、幸せだったんだろうよ」と評している。
アニメではカレーライス好きで、植木家では彼女の命日にはカレーが作られる。神様にごちそうしたものもクレープからカレーライスに変更されている。また、夫・源五郎が彼女の遺品と、神様と写った写真を見つける描写が追加された。