概要
ヒロイン兼もう一人の主人公であるパピコ/ちほ・ヨハンソンが話のメインになるので、中盤以降はかなり影が薄くなるが、終盤にて思いもよらぬ活躍を見せる。
都内の高校に通う男子高校生で、大手配給会社『東王』のプロデューサーを父に持つ映画少年。将来の夢は映画監督になる事であり、同じ映画おたくの同級生・中島とは親友同士。
外見は中性的で、その性格ゆえに「クラスで30歳になっても童貞っぽそうな奴ランキング」の2位扱いされるなど周囲からは陰キャ扱い（ちなみに1位は中島）だが、篠崎やパピコからは「可愛い系」と呼ばれている。
やや口下手で、感情がぶれると吃音になる事もある。
また年相応、いやそれ以上にムッツリスケベであり、パピコと恋仲になってからは（元）AV女優である彼女と激しすぎる情交にふけっている。
映像関係の知識に詳しく、長嶋がパピコに託したディスクの解析を行っている。
作中での動向
物語冒頭で贔屓にしていたパピコを中傷する貼り紙を見て、深夜に気になって剝がして回っていた所を本人と遭遇し、交流が始まる。パピコが未来人・長嶋から貰った円盤に関して相談を持ち掛けた所でパピコの彼氏・竜二と出くわし、暴行を受けるも、パピコが巨大化して零を庇った為、竜二は泣いて逃げ出す。
だったらワンチャンあるんじゃないのかと期待した零は、すでに親密な友人になっていたパピコに告白するも当然すでに成人していたパピコにとってはスキャンダルになるので即座にふられる。そのショックで零は大泣きし、いたたまれなくなったうえに実はまんざらでもなかったパピコが折れて付き合い始めることとなる。
ほどなくして、破壊神の出現により両親と共に地下街に閉じ込められてしまうが、パピコが超巨大化し破壊神を撃滅した事により難を逃れたのも束の間、両親から交際していたこともバレてしまう。更にこの一連の戦闘で大量の死傷者を出したカドでパピコは逮捕され、第一審で内乱罪による死刑が求刑された事で零も眠れぬ夜を過ごすが、第二次破壊神襲来に対しパピコが超法規的処置で出所、これを撃退し釈放され「国民的英雄」となった事で再会を果たした。
その後も惜しげもなくパピコとの密会を重ねていたが、マスコミにすっぱ抜かれてしまい、涙ながらに別れを決意。そこで「パピコが主役の映画を作れるような監督になるから、その映画が公開されたら結婚して欲しい」という約束を交わした。
ETEの作り出した最強のサタンは遂に日本に侵攻するが、その折に零は、パピコの胎に新たな魂が宿っていることを告げられる。
