概要
埼玉県警の特殊部隊で、テロや銃器等を使用した事案への対処を主任務とする部隊。通称「RATS」(Riot And Tactics Squadの略と推測されている)。
特徴
日本の警察ではハイジャック事件や人質立てこもり事件に対応するため、全国の都道府県警察の機動隊に銃器対策部隊(銃対)が編制されており、RATSも埼玉県警機動隊の第1中隊に銃対として設置されている。
しかしRATSはその中でも別格と評され、他県の一般的な銃対とは一線を画している。
例えば他の銃対も装備しているMP5サブマシンガンには照準器を中心に独自のカスタムが加えられているほか、防弾装備としてプレート型防弾衣や移動式防弾盾などが装備されている。
訓練・練度面でも他を上回り、陸上自衛隊第1師団による協力のもと、隊員達はヘリコプターによる空中からの突入(ヘリボーン)や市街戦を想定した訓練も取り入れている。
これほどまで他の銃対と異なるのは、埼玉県内にはテロの標的となりうる重要施設が多数あるにも拘わらず、埼玉県警は南関東一都三県で唯一特殊部隊「SAT」が編制されなかったからである。