良すぎる日は大抵後でロクなことがねぇ
概要
CV:内田夕夜
記事名が本名であるが、本人は「名前は捨てた」と称しており、劇中ほぼ全場面で「キッド」と呼ばれている、西部ワイルドガンマンズの中心選手。11月11日生まれ。A型。16歳(2年生)。身長181cm、体重70kg。40ヤード走5秒6、ベンチプレス70kg。ポジションはクォーターバック。趣味と特技は射撃、苦手なのは監督のノリ。
「早撃ちキッド」の異名を持つニヒルな男。キッドは選手登録名であり通称である(名付けたのは監督のドク堀出)。身体能力に秀でているわけではないが、「神速の早撃ち」と称される異次元のクイックモーションで投げるパスは劇中最速にして非常に正確。また思考速度も超人的なものを誇り、ヒル魔ですら及ばぬ領域の瞬時の判断力を持つ、日本最高のQBで、蛭魔も阿含以上のQBと評価している(ただ、本人は買い被られていると思い込んでいた)。 味方全てをレシーバーとする超攻撃的戦術「ショットガン」を武器に、関東最強の攻撃力を誇るガンマンズを牽引する。
鉄馬とは親と同様に幼馴染みで、アメフトを始めた切っ掛けでもある。彼の走行ルートとタイミングを完璧に把握しており、たとえ目を瞑っていたとしてもパスを出せると豪語する。自らの手柄や名誉には頓着のない反面、彼を侮辱する発言をされると激昂する。
オリンピック射撃・ピストルで三大会連続金メダリストの偉業を持つ武者小路一(はじめ)の息子で、旧華族の名家武者小路財閥の御曹司でもあった。冷めた目で世を見続けるのも重圧が原因で公式射撃大会の頂点に立てないどころか5位という入賞もできない平凡な成績に終わり、期待を背負いすぎた親から叱責されたことによるもの。それ以来名前や戸籍も棄て家を出ており、家族とは疎遠状態である(この父親に対するコンプレックスはヒル魔と酷似するが、偉大な父親と比較され続けたという境遇はお互い真逆である。むしろ十文字がそれに近い)。また、鉄馬丈の存在はそんなしがらみから唯一解放されていた親友であり、地位名誉に囚われなくて済むアメフトを始めたのも、彼の存在あってこそである。
リコが企画したアメフト中心人物による注目選手に進とデビルガンマンズで俊足を見せた瀬那を推している。
白秋ダイナソーズとの準決勝では、ルールに則った強烈な一撃を回避する為に早打ちの速度を上げて対抗するも、過去を回顧した一瞬の気の緩みと予想を上回る峨王力哉の反応速度によって利き腕を折られ敗北を喫した。その後は、鉄馬とマンツーマンで、雪光学にパスルートの全てを叩き込んでいる。
その後、西部高校を卒業後は鉄馬とスタントマンを行いながら武蔵工バベルズへと入団する。
なお登場当初はどう見ても30代だったが、回を進める毎に比較的年相応の容姿になっていった。