概要
ウェブコミックサイト『くらげバンチ(新潮社)』にて、2020年10月2日から2022年1月7日まで連載されていた漫画作品。
単行本全2巻。
あらすじ
クラスメイトから陰湿ないじめを受け、日々苦痛と苛立ちを募らせる高井瀬奈。
ある日、学校に向かう途中で交通事故に遭った瀬奈は幽霊となり、突如自分の前に現れた霊界案内人を名乗る謎の少女・ファミリアと出会う。
ファミリアから自分が霊界最強の霊力を手に入れたと聞かされた瀬奈はその力を駆使し、これまで自分をいじめた加害者達への復讐を誓う。
登場人物
主要人物
高井瀬奈(たかい せな)
主人公。累子を中心としたクラスメイトから日々陰湿ないじめを受けており、家に帰ると累子の写真を貼り付けた蜘蛛のぬいぐるみでストレス発散をしている。
ある日道路に出た子猫を助けようと車に撥ねられて事故死を遂げるが、霊界最強の霊力を持った幽霊となり、いじめ加害者への復讐を誓う。
ファミリア
事故死して幽霊となった瀬奈の前に現れた霊界の案内人である少女。
「四十九日の間に恐怖のカタマリを100個集めれば転生できる」と教え、霊力最強の霊力を手に入れた瀬奈をサポートする。
宗川累子(そうかわ るいこ)
瀬奈のクラスメイト。いじめの中心的存在であるツーサイドアップの少女。
その他
瀬奈の母親(本名不明)
瀬奈の母親。至って娘思いな優しい性格。
瀬奈も母親には心配させまいといじめの事実を隠していた。
美緒(みお)、千弥(ちひろ)
瀬奈のクラスメイトである二人組の男女。両者共に累子の友人で、他のクラスメイトと共にいじめには積極的に加担していた。
理科準備室に現れた瀬奈に脅かされて失神した揚げ句、軽く失禁してしまったことで一部からは密かに嘲笑される羽目になった。
小山(こやま)
瀬奈のクラス担任である男性教師。
クラス内でのいじめを黙認していたことに強い罪悪感を抱いており、瀬奈が事故で亡くなって以来、彼女を助けてあげられなかったことを酷く後悔し、強い自責の念に苛まれていた。
関連タグ
ギャルの背後に霊がいる:週刊少年チャンピオンで連載中の作者の同作品。こちらは霊が見えるギャルと彼女に取り憑く背後霊の少女を中心としたホラーコメディ漫画。
幽遊白書:ある日事故死して幽霊となった主人公が霊界案内人と出会い、生き返るための試練に挑戦するといった点が本作と共通している。