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母なるクモ

ははなるくも

母なるクモとは、ゲーム「Lobotomy Corporation」や「Library of Ruina」に登場するアブノーマリティ(幻想体)の一種である。
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誰も彼の遺体を持ち帰ることを願い出ませんでした。

(Unsurprisingly, not a single employee volunteered to retrieve the corpse of their cocooned colleague.)


概要編集

母なるクモ(Spider Bud)とは、多くの赤い眼を持つ黒い袋のような造形をしている蜘蛛のアブノーマリティ(幻想体)である。

その収容室は上半分が暗くて目視が難しく、床には複数の子グモが這いずり回っている。

分類はT-02-43、危険度はTETH。


管理方法編集

作業情報編集

属性ダメージE-Boxes悪い普通良い
RED2-3140-67-14なし

職員ランク本能洞察愛着抑圧
1高い最低普通普通
2高い最低普通普通
3高い最低普通普通
4高い最低普通普通
5高い最低普通普通

クリフォトカウンター:なし


特殊能力編集

  • 以下の条件を満たした場合、作業を行った職員が繭にされて死亡してしまう。
  1. 慎重ランクが1の職員が作業を行う
  2. 洞察作業を行う

このアブノーマリティには作業結果による特殊能力の発動はない。

ただし、上記の通り慎重さがかなり少ない職員が作業した場合や洞察作業を行った場合、その職員が母グモに上から襲われ、そのまま糸に包まれて繭と化してしまう。

というのも慎重さがなかったり洞察作業(所謂収容室の清掃など)を行うと床にいる子グモを踏み潰してしまうらしく、それに怒って繭にしてしまうのだ。

ちなみに収容室内に繭が存在する場合、その数だけ作業時に生産されるPE-Boxの量が増えるのだが正直微々たるものなのでわざわざ職員を犠牲にしてまで狙うものではない。


しかし、慎重ランクについては2以上であればいいので余程慎重の育成を行っていないような新入職員でもなければ特に問題ないし、職員が全ステータスが3から雇えるようになった以降は最早気にする必要はない。

管理面では基本的に洞察作業を避けるだけで良い他、完全放置が可能なので管理難易度はかなり低い。

また、育成面では本能が特に作業成功率が高く、愛着・抑圧も普通以上であるため序盤の育成にはもってこい。

総評すると余程早い段階でもなければ安定した管理が可能で育成面も序盤においては優秀、後半になって管理するアブノーマリティが増えた後も完全な放置が可能であるために気を遣う必要もないといった存在なので、迷ったら入れておいても良いかもしれない。


ただし、作業指示が出鱈目になる状況において作業指示を誤ることによる事故死が発生し得るため注意。


E.G.O編集

武器編集

名称ランク属性ダメージ攻撃速度射程
赤い目TETHRED7-9普通

特殊能力:勇気ランクが2以上である場合、鎮圧時の移動速度が5上昇する。

防具編集

名称ランクREDWHITEBLACKPALE
赤い目TETH耐性(0.8)耐性(0.8)耐性(0.8)脆弱(2.0)

特殊能力:勇気ランクが2以上である場合、鎮圧時の移動速度が5上昇する。

ギフト編集

名称:赤い目

部位:目

効果:作業成功率・作業速度+2


武器はTETHランク相応のダメージを安定して与え、防具はPALE属性以外に耐性を持つというTETHランクの中では珍しいものとなっている。両方とも勇気ランクが2以上の職員が装備している際に移動速度が上昇する効果があるのでより迅速な鎮圧が可能になるだろう。


ストーリー編集

この存在は暗い場所に糸を張って自身のテリトリーを作る性質があり、その下には多くの子グモがうろちょろしているという。

万が一その子グモを踏んでしまうと母グモによってその者は捕えられ、そのまま繭にされてしまう。

繭にされた者はこの時点では生きており、子グモの餌として鮮度を保つために敢えて生かした状態を維持しつつ毒を注入して衰弱させていくようだ。


Library of Ruina編集

続編では「蜘蛛のつぼみ」という名称で文学の階の3体目の幻想体として登場。

幻想体バトルでは取り巻きとして「仔蜘蛛」を4体引き連れて戦うことになる。


蜘蛛のつぼみは基本的に行動せず、こちらから攻撃することもできないが、取り巻きである仔蜘蛛を倒した場合、その後2幕の間は行動するようになり、ダーゲット指定が可能になる。そして取り巻きがいなくなるとそれ以降は毎幕行動するようになる。

行動する幕はまず仔蜘蛛を倒した司書に対し「餌狩り」という攻撃ページを使用するが、このページは威力が10と高いだけでなく、的中時に混乱状態になり、「繭」が付与されて仔蜘蛛に狙われるようになる効果があるので受けてしまうとその司書の生存は絶望的になる。

その他にも「赤眼」という防御ページを仕様するが、こちらは使用時に仔蜘蛛達に保護を2付与するので仔蜘蛛に対しダメージを与えづらくなってしまう。


仔蜘蛛は防御と攻撃を兼ね備え、攻撃命中時に束縛を付与する「細い蜘蛛の糸」や攻撃命中時に武装解除を付与する「鋭い牙」というページを主に「繭」を持つ司書に使用する。打撃が弱点なので打撃中心で攻めた方が良いかもしれない。


ここから考えられる攻略法としてはまず仔蜘蛛を倒して蜘蛛のつぼみを行動させ、仔蜘蛛を倒した司書を捨て駒にした上で他の司書で集中攻撃し、その幕の間に混乱状態にすることである。

その次の幕に混乱させた場合、次の幕でまたターゲット指定が不可能になるためにあまりダメージを与えられずに終わってしまうため、極力行動し始める幕で混乱させておこう。

また、「餌狩り」についても威力は10と高いがやろうと思えばマッチ勝利して防ぐこともできなくはないので余力があれば狙ってみるのもありかもしれない。


幻想体ページは「繭」、「食事」、「警戒」の3枚。

「繭」は付与した司書が攻撃的中時にダイスの値が最大値である場合に次の幕に麻痺・束縛・脆弱を1-2付与するもので、ダイス幅が狭い攻撃ダイスを持つページと相性が良く、値が小さくとも一方攻撃でも付与することで確実に命中させることが可能。「愉快なイタズラ」を使うことで最大値を出しやすくすることができるがその場合はHP管理をしっかりしておくこと。

「食事」は付与した司書が混乱状態の相手を攻撃した際に味方全員のHPを2-4回復するもので、文学の階における数少ない回復効果を持つもの。発動条件は少し難しいかもしれないが、全員を回復することが可能なので強力。

「警戒」は付与した司書とマッチする相手の威力が1減少し、マッチ勝利時に50%の確率で束縛と脆弱を1付与するもので、マッチの機会が多い司書に付与すると強力。


余談編集

  • このアブノーマリティは分類がT(トラウマ)となっているが、これはこのアブノーマリティが蜘蛛恐怖症(アラクノフォビア)に由来するものだからと考えられている。

  • エンサイクロペディアにおいて「Brood Mother」という別名が登場している。

関連タグ編集

Lobotomy Corporation/Library of Ruina:登場作品

アブノーマリティ TETH

蜘蛛  捕食 

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