一時的に身体能力を強化し、あらゆる攻撃に怯むことなく行動できるようになるが、代わりにガードができなくなるいわばスーパーアーマー状態になる。
無念無想の境地とはどんな辛苦でもそれを感じなくなるだけの精神状態に達することを意味すると思われるが、
「実は気合で我慢しているだけとか」と(公式に)噂されている。
このことから、一部で「実はドMなんじゃないのか?」とあらぬ誤解(?)を生むこととなった。
しかし、上記のようなネタ的イメージとは裏腹に攻撃重視キャラである天子にとっては相手の反撃をもろともせず突撃をかけられる強力なスペカで、相手側としては下手な反撃をしたところで天子からそれ以上のお釣りをもらってしまう恐ろしいスペカである。
ただし、天子の体力がKO寸前の状態で使うのは自殺行為であるのは言うまでもない。
同型のファイトスタイルを持つキャラクター
完璧超人は相手の攻撃を受けるとき、うしろに決して下がらない!
なぜなら! 立ち止まって攻撃を受けていれば、それだけ素早く逆襲が出来るからだ!
ガードをまったく考えず、絶対の打たれ強さ(タフネス)によって相手の攻撃を耐え切り、
時には嵐のような連撃を身に受けている最中であっても、構うことなく殴りにいく。
肉体的な強さも含め、強じんな精神力もあわせ持ち、作中屈指のタフネスを誇る。
作中では彼に酷似した戦闘スタイルの持ち主に最凶死刑囚編に登場した死刑囚の一人、スペックがいる。彼曰く「奇しくも同じ構えだ」との事。
改造人間。痛みを感じないが故の無謀なファイトスタイルを持つ。
戦闘時の構えは、上述の花山薫と同じ。
正真正銘、痛みを感じないので相手の攻撃に怯むことがない。
相手の攻撃がヒットしているにもかかわらず、大破壊力のパンチをぶっ放す。
格闘ゲームで「スーパーアーマー」といえば、まず彼を思い出す人も多いのではないだろうか。
圧倒的なフィジカル、破壊力、突進力、まさに止めることのできない巨大な力である。
ザンギエフ/メカザンギエフ(ストリートファイターシリーズ)
(画像はストリートファイターVのアレンジコスチューム)
格闘ゲームでスーパーアーマーといえばの人その2。
「MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER」では人体改造を施した「メカザンギエフ」も登場し、ガードが使えなくなる代わりにあらゆる攻撃に怯むことがなくなる、というこのスペルカードに似たような能力(作中では「ハイパーアーマー」と呼ばれる)を持ち合わせている。
打たれる覚悟で臨む天子は難攻不落の要塞だ!!
考察するに攻撃に対する耐久力は、肉体的な強さに加え、痛みに耐える精神的強さが必要となる。
そうした意味で「無念無想の境地」という名前は、実にこのスペルカードの本質を表現している。
また、東方Projectにおいて肉体的強さの頂点に立つ種族「鬼」をさしおいて、
天子にこのような技が実装されていることも興味深い。
(伊吹萃香も、巨大化した時は相手の攻撃に一切怯まないが…。)
おそらく大地震をも鎮める要石のように、磐石で微動だにしないイメージから生まれたのではないだろうか。
尚、攻撃を受けている天子が「痛い」のかどうかといえば、上述のとおり、まぎれもなく「痛い」のだろうが、
彼女が俗説で語られるようなドMであるかについては判断しかねる。
余談ではあるが、上述の花山薫が登場する漫画「グラップラー刃牙」において、
あらゆる攻撃に耐える最強のタフネスを持ち、一説にはマゾとまで呼ばれているのは、
他ならぬ主人公「範馬刃牙」である。