ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国
国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光
我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて
これぞ九重、天照……! 水天日光天照八野鎮石
奥の手をお見せしましょう!
世にはびこる魘魅邪魅、元凶なるは殺生石、禊ぎ払うは我が鎮石(たまものしずいし)――いざ!
とう!私、心を入れ替えました!水天日光、ここに見参!
出雲に神在り、是自在にして禊の証、神宝宇迦之鏡也――
『水天日光天照八野鎮石 (すいてんにっこうあまてらす やのしずいし)』……なんちゃって
この世に蔓延る魘魅邪魅(えんみじゃみ)、禊ぎ祓うは我が鎮石……
私、全開でご奉仕いたします! 水天日光、ここに見参!
概要
ランク | D(EXから低下) |
---|---|
種別 | 対軍宝具(対界宝具から変化) |
レンジ | 3~30 |
最大捕捉 | 100人 |
『Fate/EXTRAシリーズ』に登場するキャス狐の宝具。
彼女の鏡「玉藻鎮石(たまものしずいし)」という神宝を一時的に開放したもの。呪詛によって常世の理を遮断し、呪力行使のコストを無くす結界を張る。無限の魔力供給を行う、とも。
静石は出雲にて祀られていた、武日照命が天より持ち帰ったという神宝であり、出雲大神の神体。後の「八咫鏡(ヤタノカガミ)」であり、つまりは天照大御神(アマテラス)のご神体にあたり、十種神宝(とくさのかんだから、じっしゅしんぽう)の原型と考えられるものである。
魂と生命力を活性化させる力を持つ。本来は死者すら蘇らせることのできる冥界の力を秘めた神宝中の神宝だが、現在の彼女ではそこまでの力は引き出せない。
ちなみに、宝具としてのランクはD。出自に反してやけに低いが、これはサーヴァントに身を貶めているからであり、本来の能力のうち極一部しか引き出せていないため。九尾状態で使う場合のランクはEXであり、国規模で死霊の軍団をボコボコ復活させる、国すら覆う規模の対界宝具となる。
ゲーム内における専用BGMは「Caster, Extra Life With Anyone She Wants」。
非常に神秘的な雰囲気を漂わせ、人気もある曲。・・・なのだが、肝心の宝具の持続時間が1ターンしか無いので、あんまり勝負を急ぎ過ぎるとイントロが終わる前にターンが終わってしまう事も。
実はこのBGMは『Fate/staynight』において特別メニューを開いた際に流れる『extra』のアレンジである。まさかこの曲がFate/Extraでアレンジされてサーヴァント専用曲に使われるとは誰も予想だにしなかっただろう。
また記事冒頭の神秘的な詠唱は作品によってコロコロ変わる。決まった文言がある訳ではないらしく、「なんちゃって☆」とか「心を入れ替えました!」などおふざけ要素も多いため恐らくなんでも良い。
ゲームでの性能
EXTRA・CCC
ゲーム上での性能は「1ターンの間、全てのスキルの消費MPを0にする」というもの。本来は味方の大軍勢を支援するのが強力な使い方だが、『Fate/EXTRA』のタイマン戦闘では本来の鏡の力の一部を超非効率に使っていることになる。本人もこのことに関しては自覚があるらしく、「CCC」ではこれを没にしてでも後述の去勢拳を獲得するべきなどと割と散々なことを言っている。
キャス狐からは「使えない」「没にしようか」とこき下ろされ、「ユーザーが選ぶ使えない宝具No.1」という不名誉な称号まで押し付けられてしまった。
『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』では本当にリストラされ、黒天洞が採用されるなど不遇の扱い。
しかし続編『CCC』にて伝説のネタ技「呪法・玉天崩」(またの名を「一夫多妻去勢拳」)が実装された事で、ようやく面目躍如を果たす。消費MP/Zeroのターン内に繰り広げられる金的のバーゲンセールに、思わず顔をしかめた男性ユーザーも多いとかなんとか。
GrandOrder
カードの種別はArts、効果は【味方全体のスキルチャージを1進める&HP回復&NPを増やす】。
ゲームシステムが3vs3のパーティ戦になったおかげで本来(?)の使い方で活躍できるようになった。なお、当初は宝具解放時BGMが未実装だったが、後のアップデートにて無事追加された。
最大の特徴は「スキルのチャージターン短縮」で、キャス狐当人のNP効率の高さに加えて宝具本体にもNP獲得性能があるため、短時間で宝具を連発することで本来ならチャージターンの長い強力なスキルを短時間で再使用可能にするという他に類を見ない利便性を備えている。
これらの機能が“味方全体”に及ぶとあって、耐久パーティーを組む際に彼女を起用すると、戦術次第では「スキルの大盤振る舞い」という御大尽戦法も可能となる。
EXTELLA・EXTELLA-LINK
ゲームの仕様からか、なぜか攻撃技に。どういうことなの…
演出は太陽に似た火球を5つ、氷塊を4つ召喚して敵軍にぶつけ、トドメにデカイ火球を投げつけるというもの。
また、『EXTELLA-LINK』ではステージギミックとしても登場。
味方側の場合は「アクティブスキルのクールタイムを短縮」、敵側の場合は「自身以外のアグレッサーを無敵化」させる効果を持つ。
敵側の効力は凶悪であり、速やかに彼女を見つけ出して撃破しなければならない。