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池部スヤ

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いけべすや

「池部スヤ」とは金栗四三の妻。そして「いだてん~東京オリンピック噺~」の登場人物である。メイン画像右側の人物。

概要

池部スヤ」とは「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の登場人物であり、

春野スヤ」が主人公「金栗四三」と結婚した後のとしての名前である。

そのためpixivでは金栗四三と結婚した後のスヤの関連投稿作品に使われるタグとなっている。

解説

演:綾瀬はるか

春野スヤ」タグ記事の記述通り、スヤは「池部重行」と結婚し池部家へと入ったのだが、

その夫・重行を病で亡くしてしまう。

そのため一度は春野家へと戻されるが、

一人息子を亡くし、意気消沈し死のうとまで思い詰めてしまった義母・池部幾江が「スヤが生きようとしている姿」に心打たれ「この人と暮らしたい。この人の為に生きたい」と願った結果、

四三を養子とし、スヤをその嫁とする

という強引な策を使った為、四三は池部家の婿養子となる(史実)

そのため金栗四三の戸籍上の本名は実は「池部四三」なのだが(史実)、通称である「金栗四三」の方が広く用いられる事になる。

こうして四三は思わぬ形で想い人と結婚する事になったのだが、なにせ堅物○○で「石部金吉」な四三であったので、

ベルリン五輪に向けて練習する、という理由もあり、東京で練習付けの日々を送り、挙げ句の果てに周りの人々に結婚したことを言い出せない状態となってしまう。

それでもスヤは幾江をなだめながら四三に仕送りなどの援助をし、その選手生活を支えた。

なおこれも史実であるのだが、四三の為にわざわざ上京したスヤを追い返してしまうなどしてしまった事もあり、四三は視聴者から思い切り反感を買い(笑汗)更に幾江もなかなか熊本に帰って来ない四三に激怒し、実次が八つ当たりされるというお約束が爆誕した(笑)

しかしベルリン五輪が中止となり、四三は絶望のどん底に陥る。

上京したスヤは四三を慰め、ようやく二人は「夫婦」となり、再び四三は立ち上がった。

金栗四三が50人おったらよかばってんね

のスヤの言葉を受け「駅伝」を思い付いたり、そうやって行われた日本初の駅伝のアンカーを務めた四三に声援を送ったり、

播磨屋の二階で共に住まい、スヤが子どもを身ごもっては熊本に帰って出産し、

一時「スヤとの結婚を皆に伝えない四三」に対して美川に不満を漏らしたのだが、四三の日記を読んだ事で「四三の夢」を知り(その代わり美川はゴキブリレベルで大嫌いになったまあ仕方ないね)

少しずつではあるが夫婦となっていく。

8年振りに行われたアントワープオリンピックの時には四三の金メダルを願うも、その祈りは届かなかった。

そしてアントワープオリンピック報告会。

観衆の罵倒に顔をしかめ、そして二階堂トクヨの「四三に対する糾弾」に、

金栗選手は負けとらんったい!

日本人で初めて完走ばしたとでしょうが!

ウチにとっては大勝利!

金栗四三は金メダルったい!!

と、皆の前で宣言した。

またこの時にようやく「金栗四三の妻」となる。

その後、帰国した四三が「女子スポーツ教育」を志した時に、呆れつつも四三からの 東京で一緒に暮らそう の言葉でようやく東京での夫婦生活がはじまる。

そして四三やシマたちの奮闘ぶりを見守った。

大正12年9月1日、「関東大震災」発生。

スヤのいる熊本に、東京の惨状と「シマの行方不明」に意気消沈した四三が帰ってくる。

しかし幾江の叱咤激励に再び立ち上がった四三はスヤを伴い上京し、スヤは「いだてん夫人」と呼ばれながら炊き出しを手伝った。

そして「復興運動会」。

嘉納治五郎可児徳から「韋駄天」と呼ばれた四三に、

ああバカだ バカが走りよるて

皆 笑っとるだけたい

と声を掛けた。

ある意味「神様にされそうになる四三を、人に戻す」のがスヤの役割だったのかもしれない。

その後、熊本へ帰郷した金栗四三の「最大の理解者」として、

若旦那さんになった四三や、四三がロサンゼルス五輪に感動する様や、「小松勝」を弟子にしたり、美川から梨園の経営を誘われたのを叱りつけたり(金栗四三が梨園経営に手を出そうとしてスヤに叱りつけられたのは史実)、四三が嘉納治五郎の誘いを受け上京を決意したり、幾江の四三への想いなど、

そして四三が上京した後も、「小松勝とりくの恋。結婚。出産を見守り、

学徒出陣」を見つめた。

「学徒出陣壮行会」で、唯一「万歳」をしなかったのはスヤである。

それはかつて四三に言った「国の為ではなく、自分の為に」。

その思いがあったからなのであろう。

そして東京オリンピックから三年後。

池部家にストックホルム五輪組織委員会から招待状が届いた。

四三はスヤを連れ立ちストックホルムに赴き「約55年後のゴール」のテープを切った。

そしてスヤは、その光景を見守ったという。

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