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清涼院流水とは、『大説家』である。


概要編集

1996年、『コズミック 世紀末探偵神話』で第2回メフィスト賞を受賞し、デビュー。


執拗に挿入された言葉遊びを基にしたトリックと、型破りな物語性を内包する異形の作家。彼の作品は、その特殊性から俗に『流水大説』と呼称される。デビュー時にはミステリ作家を中心に賛否両論の大論争を巻き起こし、後に0年代作家と呼称される、舞城王太郎佐藤友哉西尾維新といった後進たちの出現のきっかけともなった。


ミステリだけでなく一般文芸にも進出しているほか、最近では経済学や言語学習といった未知のジャンルにも意欲的な活動を見せている。


代表作に、JDCシリーズトップラン&ランドシリーズパーフェクト・ワールドシリーズなど多数。


人物編集

京都大学のミステリ研究会出身。当時の執筆作がきっかけで在学中に脱退しているほか、京都大学自体も2001年1月1日付けで中退している。


他クリエイターとの交流も盛んであり、小説家の森博嗣や西尾維新、ゲームクリエイターの飯野賢司、成功本著者の水野俊也、カナダ人漫画家のカイ・チェンバレン、などその関係は多岐に渡る。特に、チェンバレン氏とは共同でホームページを運営しているほか、飯野氏とは『RE』、水野氏とは『水野流水』という合作ペンネームでの活動も行っている。


既婚者であり、一児の父親。


流水大説について編集


氏の作品群の総称。古代中国においては、小説とは個人の物語であり、大説とは世界の物語を示す言葉であったことから、小説の枠組みを超えた物語、流水のような大きな流れを描いた物語といった意味合いで用いられる。


初期(『コズミック』『19ボックス』など)は推理小説をベースに、幻想的な雰囲気や駄洒落を初めとする様々な言葉遊びが多く挿入されていたのが特徴だった。


が、作品を重ねるごとに幻想小説としての側面は次第に薄くなり、それと同時に「文が次ページにまたがないようにする」「文末を階段状に並べていく」など、形としての文の様式美を規則化した『文SHOW』と呼ばれる独特の文構造を多用するようになる。これらの特徴は『カーニバル』『トップラン』『とくま』シリーズなどで顕著である。


流水大説においては長きにわたる大きな特徴だったが、近年の作品ではこれらの文SHOWが積極的に用いられることは少なくなり、執拗に挿入されていた言葉遊びも抑えられるようになった。とはいえ、型破りな物語性はデビュー時からほぼ一貫している。


関連イラスト編集

日本探偵倶楽部JDC描いてみた!【イメレス】


余談編集

アンサイクロペディアの氏の項目が、かなりよくできている。

氏の著書が長すぎて読めないという方も楽しめる程度の長さなので、安心されたし。

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