1980年から1982年にかけて漫才が演芸界を席巻した現象。
それまで漫才は演芸場やお笑い番組の脇役でしかなかったが、澤田隆治プロデューサーが手掛けた「花王名人劇場」(1979年・関西テレビ)で横山やすし・西川きよし、星セント・ルイス等が、中島銀兵プロデューサーが手掛けた「お笑いスター誕生!!」(1980年・日本テレビ)でB&B、とんねるず、ウッチャンナンチャン等が、横澤彪プロデューサーが手掛けた「THE MANZAI」(1980年・フジテレビ)でツービート、紳助・竜介、のりお・よしお、ザ・ぼんち等がブレイクし、漫才がカルチャーの最先端となった。
漫才ブームはたちまち収束していったが、横澤彪プロデューサーが手掛けた「オレたちひょうきん族」(1981年・フジテレビ)には漫才ブームで頭角を現した芸人たちが多数出演して高視聴率を挙げ、バラエティ番組でお笑い芸人が活躍する前例を作っていった。