概要
葦名の国が所有する動物兵器。
人間の数倍はあるであろう巨大な体躯を持つ牛で、頭部に燃え盛る藁が括り付けられており、敵を燃やしながら蹴散らす。
しかし常時怒り狂っており制御が効かない、敵味方の区別がつかないなど、兵器としては失敗作であり葦名の侍も火牛の攻撃に巻き込まれることを危惧している。
しかし裏を返せば、そんな失敗作を戦に投入しなければならない程葦名の国が追い詰められているということでもある。
戦闘
葦名城・本城の中ボスの一体であり、エリアに入って間もない内に戦闘することとなる。
最初は小屋の中にいるため姿が見えず、一定距離まで近づくと小屋を破壊して敵兵を吹き飛ばしながら突進してくるというダイナミックな登場をする。
攻撃方法は突進と首振りの2種類であり、その全てにガード貫通及び炎上効果がある。
また、突進を多用するために距離が離されやすい上に体力、体幹ゲージ共に非常に高く長期戦に陥りやすい。
獣であるために爆竹が有効であり、使用すれば大きな怯みを取ることができる。
また、瀕死になると特殊なモーションの突進を繰り出してくるものの、これを壁に誘導すれば壁に激突にて大ダウンを奪うことが可能。
火牛とは、ただの暴れ狂う牛、それだけだ
先の大戦で、葦名の侍の屍は山と積み上がった
何だろうと使わねば、もはや立ちいかぬのだ
宮の桜牛
源の宮では頭部が白骨化し、桜の倒木を頭に括りつけた白い牛、宮の桜牛が登場する。
基本的な行動や爆竹が有効な点は同じであり、炎上属性もなく、さらに落下忍殺である程度体力を削ることが出来るため火牛よりは制し易いだろう。
余談
やたらと硬い上に距離を離されやすいため長期戦になりやすく、その上攻撃が単調で慣れれば爆竹を当てて斬るだけという作業に等しい戦闘になる為、プレイヤーからの評価は今作のボスの中でも最低レベルである。
多くの仔犬を屠ったその突進力は海を越え、狭間の地に出没する宇宙生物へ伝来されたのだ。
牛に火をつけて兵器にするという戦法は実在している。古代中国に存在した斉という国では牛の頭部に刃を括りつけ、尾に火の着いた葦を取り付けることで牛を敵軍に突っ込ませる火牛の計という奇策が取られていた。