焔(月歌の始まり)
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ほむら
妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する伊勢の隠里「黒白の里」で、龍の巫女をつとめる女性。
大きな特徴として、龍を模(かたど)った被り物と巫女装束を身に着けている。両腕には包帯を巻き、目元には紅い装飾を付けている。
体型が分からない服装に美形な風貌のため、読者には男性だと思われるほどの美人な女性である。
予定外の事態でも冷静沈着に対処する聡明さ、粋な話口で事態へ対峙する大胆さ、それでも里の代表者を務めるため刻苦勉励に技術(式術・式神)を磨く勤勉さ、と万能な働きをみせる才女。余所者に対しては確かな見る目を持ち、明確な敵意がなければ無用な争いを避ける寛容さがあり、人の上に立つ者として相応しい器をもつ。
身内に対しては飴と鞭を使い分け、最善の選択へ進むよう努めるといった度量にも優れている。この慈しい一面もあって周囲を惹きつけ、里の人達からは「焔様」といった敬称で呼び慕われている。
今の焔を見れば完璧な人物にみえるが、生まれながらの才能だけでなく真摯な努力の賜物で成長した面もある。
彼女は故人である深雲(みなぐも)の妹で、彼に甘えん坊のお兄ちゃん子だった。若くして兄を失う過去があり、その限られた時間を共に過ごした「思い出」が、今の焔まで強く逞しく成長する糧になっている。
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