概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する伊勢(三重県)の隠れ里「黒白の里」で、龍の巫女をつとめる焔(ほむら)が使役している式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪で多くは姿形だけの即席妖怪)。
「千年女勇(せんねんじょゆう)」という肩書を持ち、名は「せんとのきみ」と呼称される。
鹿を模った人型であるが、奈良県を形象した神仏くんと何も関係ない(たぶん)。
姿形
端正な顔立ちをした女型巨人。
体の前後へ垂らした長髪の末端をそれぞれ結んだ垂髪(すべらかし)、人型の上半身に、下半身は鹿みたな蹄のある二本脚。鹿の角がある兜を被り、具足を纏って日本刀を装備している。
式神像
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」(および「九十九の満月」)に登場する式神で姿形だけの即席妖怪は、契約主の魂魄(こんぱく:万物構成の一つであり、汎用性に優れた元素および活動力の一種)で体を構成される。
戦斗君(せんとのきみ)も、主人・焔(ほむら)の魂魄で瞬時に召喚⇔還元される。つまり身体・防具・武器を構成する組織・素材が彼女の魂魄を基にしており、才女である焔(ほむら)が妖質密度(ようしつバイオマス:汎用性が在る魂魄を変化させた素材「妖質」の質量)を高度に練った自慢の式神。
龍の巫女である焔(ほむら)が召喚する事から僧兵のような立ち位置で、戦斗君(せんとのきみ)を介して高威力の攻防を発揮する。
関連話(リンク)
関連項目
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
暁ノ巫女アマテラス・・・鎧を纏った女性型の召喚魔、下半身は蹄もある異形(こちらは馬の下半身と龍の尾を掛け合わせ姿)など外見的特徴が似ている。