概要
ストーリーの中盤ステージ『熔鉄城』の中ボス的存在。
ある程度城内を進んだ所にあるボス部屋に鎮座している。
人の形をした巨大な鉄塊がデーモン化したもので、巨大な剣を武器に立ち塞がる。
戦闘方法
基本的には大振りな攻撃でこちらのHPをごっそり奪う典型的なパワータイプ。
ジャンプ攻撃やその後に使う爆発攻撃といった強烈な変化球にも注意しつつ
しっかりと守りを固めていれば苦戦はしないだろう。
しかしこの状態はあくまで前座。熔鉄デーモンの恐ろしさはここから発揮される。
熔鉄デーモンのHPをある程度減らすと動きを止め、胴体の空洞部に
大きな炎が灯る。この状態になると近づくだけでスリップダメージを
受けるようになるため、近接戦主体のスタイルでは注意が必要となる。
不用意に近づいてHPを削られ、本来耐えられる攻撃でトドメを刺されては元も子もない。
そして更にHPを減らすと、今度は胴体の炎を利用して剣そのものに炎を纏わせる。
この状態になるとただでさえ高い攻撃力に炎属性がプラスされ、
並の盾では防御しても貫通ダメージを負ってジリ貧となってしまう。
このように、中盤のボスとしては高い攻撃力・スリップダメージ・属性攻撃という
多くの攻撃手段を持っている上、防御面でも苦手な属性がほとんどないことから
ストーリー屈指の難関として名高いボスである。
苦戦するならば霊体を呼んで共闘を持ちかけてもいい。幸いオフラインでも
イベントを進めていればミラのルカティエルの霊体を呼ぶことができる。
(バグで部屋に入ってこない場合もあるが・・・)
とはいえ、回避主体のスタイルでここまで来たプレイヤーにとっては
攻撃力が高いだけの隙の大きいボスに過ぎず、さほどの脅威ではないはず。
これまで盾に頼ってきたプレイヤーも、回避の練習と思って
いっそ愛用の盾を使わずに挑んでみるのもいいかも知れない。
その他
- 打開策
攻撃のメインは炎なので、当然ながら炎耐性を上げておくと死ににくくなる。
装備やアイテムでの強化はもちろん、ステージ内にある水瓶やファロスの仕掛けを
利用して水を浴びておくとさらに耐性が上がり、戦闘を有利に運べるだろう。
また、「ファロスの扉道」で入手できる「ゲルムの大楯」があると
だいぶ戦闘が楽になる。この盾は物理攻撃と炎攻撃のカット率が100%なので、
熔鉄デーモンの攻撃はすべて無傷で盾受けできる。
問題はこの盾を装備するための必要能力値が高め(筋力32)である事と、
入手ルート(石化した女性を救出した先)を全く進めていない場合、
そこまでの道のりがいささか長いという事。比較的早い段階で
熔鉄城まで来たくらいのレベルだと到達は容易ではないかも知れない。
実は無機物(?)のくせに毒がよく効く。どうしても防戦一方に
なってしまうという人はダメージ源確保のために試してみるのもいい。
呪術やアイテムなど手段は豊富なので、こちらはゲルムの大楯と違って
キャラの育成方針に左右されない。
- 最後の手段
どうしても倒せない場合は完全に無視することも可能。
回り道となるが、城内の仕掛けを解いてゆくと別のルートが解放され、
倒さずともこの城のメインボスへの道が開ける。
ただし中間地点となる篝火を利用できなくなるため、入口から
メインボス付近の篝火まで無補給となり、そこまでの道のりは厳しくなる。
- 撃破後
撃破することでボス部屋の奥にある篝火を利用可能となる。
その後にボス部屋に戻ると、今度はモブとして呪縛者が現れ、戦闘となる。
また、防具屋マフミュランの商品に熔鉄デーモンシリーズの防具が入荷する。
重量はかなりのものだが、ゲーム中でも屈指の防御性能を誇る鎧なので、
重戦士タイプのプレイヤーであれば末永く使える優秀な防具となっている。
悪夢再び
追加DLC第二弾『鉄の古王の冠』のステージの一つである
「鉄の回廊」のボスとして待望の(?)再登場。
熔鉄城に登場する固体とは別物のようで、角の形などに差異が見られる。
高難易度を謳うチャレンジルートのボスだけあってその強さはもはや圧巻。
全てのステータスが通常固体の比ではないくらいに強化され、
身に纏う炎が魔法属性の青い炎となり、ゲルムの大楯も通じなくなった。
さらに通常攻撃に絶妙なディレイを織り交ぜてきたり、
最大の攻撃チャンスであった自己強化の最中に爆発攻撃を繰り出してくるなど、
大きな変更はないものの全体的にいやらしく強化されている。
装備やスペルなどで魔法耐性を上げておくとだいぶ戦闘が楽になるが、
それでも難関中の難関であることに変わりはない。心して挑もう。