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狐と鶴のご馳走

きつねとつるのごちそう

狐と鶴のご馳走とは、イソップ寓話の一つである。日本では『きつねとつる』というタイトルが一般的。
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あらすじ

むかしある所にきつねつるが住んでいた。ある昼時の事、きつねは「美味しいスープを作ったから食べにいらっしゃいな」といってつるを家に招いた。つるが喜んで応じると、きつねは浅いお皿にスープを注いで出した。だが、つるは長いくちばしが邪魔でスープが飲めず困り果て、きつねはスープを飲みながらこんな美味しいスープが飲めないなんて、可哀想ですねェと笑い飛ばした。

その翌日、今度はつるが「きつねさんに昨日のお礼がしたいので、我が家の昼食にいらっしゃいな」と声をかけた。きつねが喜んで応じると、つるは口がほそ長い花瓶にスープを注いで出した。だが、きつねはくちばしがないためスープが飲めず困り果てた。その姿を見たつるは、「あの日私も同じ目にあったのですよ。相手がされて嫌な事は、自分がされても嫌なのです」と答え、きつねは深く反省し謝った。

その後つるが浅いお皿にスープを注ぎなおしてくれたので、二人は仲良く食事を楽しんだ。


星新一版のあらすじ

星新一の『いそっぷ村の繁栄(『未来いそっぷ』に収録)』では、繁栄により社会が変わったっ状況でのきつねとつるの物語が描かれている。

きつねがつるに浅いお皿でスープを出したところは原点と同じだが、「これをどうするのか見るのが楽しみ」ときつねが口を滑らせるところで話が大きく変わる。
気位が高く短気なつるはこれに激怒し、あっという間に鋭くとがったくちばしできつねの心臓を貫いた後、それでも腹が癒えずにきつねを切り刻み、口の細長い瓶に入れてみんな食べてしまった。
それから帰宅し、入れ歯ならぬ入れくちばしをはずし、ぐっすり眠った。


『いやはや、いつ、どこで、何が起きるか、わかったものじゃない』
と教訓にあるが、繁栄によって人の心が変わると、そこまで復讐の規模がエスカレートするかのように描写されている。


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イソップ寓話 星新一

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