広義の意味ではこちら→獣王
概要
CV:斉藤次郎
ジーナス博士によって造られた『進化の家』の人造怪人の一人。災害レベルは『鬼』。
ライオンの頭部に筋骨隆々の人間の身体をしており、見上げるほどの巨躯、更に指先からは鋭い爪が生えている。
進化の家の怪人の中でも序列二位に数えられる実力を持ち、アーマードゴリラ曰く「ジェノス程度では勝てない」とされ、そんな自分の強さに絶対の自信を持っている。
「弱肉強食」を信条としており、相手を圧倒的な力で蹂躙することを好む。
自身に次ぐ実力者であるアーマードゴリラとグランドドラゴンのことは本人なりに認めているが、それ以外の仲間の怪人は平然と攻撃に巻き込むなど、歯牙にもかけていない。
爪で空を切ることで相手を斬り裂く衝撃波を飛ばす「獅子斬」を得意技とし、それを目にも止まらぬ速さで連射、夥しい数の衝撃波を生み出す「獅子斬流勢群」を最大の必殺技とする。
劇中での活躍
最大強化されたモスキート娘を容易く一蹴したサイタマの実力に目を付けたジーナス博士の命令により、他の怪人たちと共にサイタマを捕えるべく襲撃する。
先陣のカマキュリーらが返り討ちになり、満を持したようなタイミングでアーマードゴリラ、グランドドラゴンと共に登場、グランドドラゴンによって地中に引きずり込まれていたサイタマに持論を語りつつ力を見せ付けようとするが、サイタマの無気力さにペースを乱されてしまう。
いつまで経っても自分たちと真剣に取り合おうとしない彼の行動に業を煮やし、怒りのまま得意の「獅子斬」で攻撃、しかし交わされて生き残った先陣の仲間を切り裂いただけに終わる。
続く追撃も悉く交わされ続けたことで、プライドを傷付けられて怒りが頂点に達したことから、生け捕りにすることも忘れて最大の技である「獅子斬流勢群」を見舞うも通用せず、最期は「連続普通のパンチ」を喰らってズタズタのミンチにされた。一応、サイタマが初めて技を使って倒した怪人である(それまでは基本ワンパンだったので)。
余談だが、その血肉はいろいろとアブない効果を持っているようであり、飛び散った獣王の肉片を食べたカラスが異形へと変貌していた。