概要
桑島慈悟郎を師とした雷の呼吸の使い手で、同門の兄弟子と弟弟子にあたる。
二人とも親のいない孤児であり、師匠である桑島の期待に応えようと励んでいた。努力家の獪岳は泣いてばかりいる善逸を嫌っており、善逸もまた獪岳を嫌っていた。那多蜘蛛山の回想では、獪岳が善逸に桃を投げ付けて叱責したりと辛く当たっていた。
善逸は桑島のもとで一年間修行しており、獪岳は善逸の前の最終選別を突破している。そのため二人が過ごした期間は数ヶ月から半年のはずだが、善逸にとって同じ屋根の下で暮らした獪岳は他のどの隊士よりも長い時間を共にした人物であると考えられる。
善逸は獪岳のことを嫌いながらも心から尊敬しており、獪岳の悪口を言った上の階級の隊士に殴りかかったことがある。善逸にとって獪岳は「特別で大切な人」であり、師の仇である獪岳の頸に刃を振るう際には「ごめん兄貴」と独白した。
獪岳は善逸のことを心から嫌っており、鬼殺隊に入ってから善逸が書いた手紙も全て無視していた。見下していた善逸に頸を斬られた屈辱のあまり敗北を受け入れられず、一緒に落ちていく善逸を見て「あいつも一緒に死ぬんだ」と相討ちを望むが、愈史郎が善逸を救い出したことにより阻止された。