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甲冑武者

かっちゅうむしゃ

甲冑を身に付けた武者のこと。または、フロム・ソフトウェア開発のアクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に登場するボスキャラクター。
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曖昧さ回避

  1. 鎧兜を身に着けた姿の武者のこと。鎧武者
  2. 『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に登場するキャラクター。本項で解説

概要

「我が息子のため……その刀、置いてゆけ」


切り立った山中に築かれた巨大な寺院『金剛山 仙峯寺』敷地内で登場する中ボス。

谷間に掛けられたやけに立派な渡り廊下を抜け、先へ進もうとするの前に現れ、行く手を塞いでくる。


甲冑武者


戦国時代の日本を舞台としており、敵も世界観に沿った武装をしている本作において

突然白銀のフルプレートアーマーで全身を固め、大振りのバスタードソードを引っ提げた騎士が

目の前に現れるという、いろんな意味でインパクト抜群の姿をしている。

一応、顔部分は面頬らしき造形をしており、かろうじて「武者」の要素はあるが

どこからどう見ても出るゲームを間違えたような敵が出てくるため、

多くのプレイヤーに強烈な印象を残すボス。


戦闘

「刃など、この甲冑には通じぬ」


戦闘では、身の丈程もある大剣を力任せに振り回し襲いかかってくる。

重い甲冑をガチガチに着込んでいる故か、歩みは遅く攻撃も大振りで休み休みであはあるが、

その威力は強烈で空振れば渡り廊下の壁を一撃で粉砕し、狼にガードされたとしても

大きく後退させ体幹を一気に削り取ってくる。もちろん喰らえば大ダメージを受ける。


そして何よりも強力なのが、その全身を覆っている強固な甲冑によりいかなる攻撃をもってしても一切体力を削ることができない

体幹ゲージを削り切って忍殺しても鎧が分厚すぎて倒す事はできず、ただ蹴り飛ばして距離が離れるだけ

…と、一見全く倒す方法が無いように見える(よく見ると、今までのボスに存在していた体力バー上部の忍殺ゲージも存在しない)。


しかし、忍殺するごとに

「刃など、この甲冑には通じぬ!!」

「…いや、甲冑は動じぬ!落ちもせぬ!」

ぐぬうっ!やはり落とす気かぁ!

などと前フリのようなセリフを自分からペラペラ喋る。

本人が言う通り、倒し方は忍殺失敗後に蹴り飛ばした反動を利用して崖に落とすという、

一種のギミックボスとなっている。


うまく蹴り落としが成功すると甲冑武者はバランスを崩し転落、 「ロバアァーーーート!」 と断末魔を残して落下、

はるか下の谷底に叩きつけられた轟音が響く…と、最後までインパクト抜群の存在。


Robert!


撃破後に「数珠玉」とスキル「幹の息吹・陰」をドロップする。


余談

上述の台詞から、甲冑武者の正体は「ロバトの爆竹」「九の念珠」のアイテムテキストに登場するロバトの父その人であると思われる。

息子の病を癒すために死なずを求め、遥か南蛮より日の本に流れ着いた異邦人である彼は

刀を千本集める事と引き換えに、仙峯寺で研究されている変若の恵みを賜るという約束を取り付けていたようだ。


しかしながら、この仙峯寺では仏門にありながら不老不死を求めた結果、

変若水や蟲を用いた冒涜的な術が研究されており、その為に非人道的な人体実験を行っており、

実験台を確保する為にらっぱ衆や野盗を招き入れるなど、もはや生臭などという言葉では形容しきれないほどの堕落を極めている。

更にロバートの行方・安否については一切明かされておらず、

その後どうなったのか、そもそもこの約束は本当に果たされるものだったのか、その真相はプレイヤーの間でも様々な憶測が囁かれている。


「ロバート」「ロバト」では表記が異なっているが、長音符(ー)自体が

江戸期の儒学者達が外国語を音写表記する為に使い始めた物と言われており、

一般に普及したのは明治時代以降と言われている。本作の舞台は戦国時代のため、

当時の日本人が「ロバート」という名前を表記しようとすると漢字に当てはめるか、

「ロバト」あるいは「ロバアト」とする事自体に不思議はない。


また、「千本の刀を集める」という点については武蔵坊弁慶のエピソードや、

同様に100(1000)本の指を集めようとする仏教説話「アングリマーラ」などからか。


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