畜生丸
ちくしょうまる
ラブライブ!サンシャイン!!の国木田花丸が腹黒い言動をしていることの通称であり蔑称。
花丸は元々おっとり系の訛りが顕著な田舎娘で物静かな文学少女という立ち位置だったが、アニメ版にて善子と幼稚園時代の幼馴染である設定に変更。黒澤ルビィと一緒のメイン回一期4話こそおとなしいが非常に友達思いで優しい子として描かれた。
だが次の善子メイン回である5話で花丸の腹黒キャラが露呈し始める。
放課後の屋上で千歌たちと部活動をしていた花丸は浦の星女学院に視察に来た善子(当時は不登校だった)とたまたま目が合ってしまう。
慌ててその場を逃げ出し廊下の棚の中に隠れこんだ善子だったが、
「学校来たずらか」
と花丸はそれまでのイメージからは想像がつかないような意地悪そうなジト目をしながらあっさり善子を見つけ出してしまう。
この話以降、善子に対しては容赦なく毒舌や辛辣な対応を取るキャラとしての面が強くなり、ある意味先代と似た要素を引き継いだのだった。
もっとも、善子が自分のキャラクターで周りに迷惑がかからないようスクールアイドル部退部を申し出た後善子の気持ちを他のメンバーに代弁するなど善子のいないところだと普通に気遣いが出来るキャラである。
それを本人の前ではほとんど表に出さず、時には過剰とも言うべき毒舌を展開するあたり、花丸は素直になれない隠れツンデレキャラとも捉えることが出来る。
ちなみにアニメ化前の二次創作ではむしろルビィの方が腹黒キャラにされる傾向が強かった。
おそらくG's版のルビィの甘えが多い性格を基準に、「弱虫な子ほど腹黒だったら面白い」というオタクの心理あってこその流れだと思われるが、花丸の腹黒キャラが定着した現在ではすっかり数を減らしている。
花丸の毒舌語録
- 「マル達がいつもハッピーなのは善子ちゃんのおかげずら」
- 「冗談は善子さんずら」
- 「泣ーかした泣ーかした」
- 「善子ちゃんに至ってはさらに孤独ずら」
- 「(癖っ毛だらけの善子に対しバリカンを片手に)マルがまるっと整えてあげるずら。がしがし」
CD収録のドラマパート、ライブでの幕間アニメでの、子安秀明が脚本した時空の花丸は、
- 「クリスマスに勝利を収めるずら」「野生の生クリームずら」等と意味不明のセリフを吐く
- ボケ始めたら終盤まで同じ流れを続ける事が多い
- メンバーに無茶振りしまくる
- 無茶振りが自分に跳ね返ってきたら責任転嫁しつつ逃げる
- 他人を煽って小馬鹿にする
- 花丸が好む物は他人も好きでないと許せない
- 怖がるルビィに怖い怪談やミステリードラマをけしかける
- すぐ不機嫌になる
- すぐ怒る
花丸が登場する話ではほぼ毎回こんな感じ。
この時空では他の一部キャラも同じような改変を受けており、特に高海千歌は似た性格で『Thank you,FRIENDS!!』CDではコンビを組んだ。
彼女が暴れはじめたのは『トリコリコPLEASE!!』CDのドラマパート『淡島ホテルへようこそ♥』。あの淡島ホテルで叫ぶ走る立て籠もるのトリプルコンボ。
最初の『恋になりたいAQUARIUM』CDでは比較的おとなしい……と見せかけて、ルビィがシーラカンスを食べ物と認めないのはルビィがシーラカンスと恋仲だから、と最初からその気はあったり。
語録
- 「だからマル、籠城事件を巻き起こしたずら!」
- 「たしかに千歌五等兵はちょっと人より面白おかしい顔をしているずらが」
- 「ルビィちゃん、シウマイじゃ栄養補給できないずら」
- 「でも善子ちゃんが日本語を使った事には違いないずら。マル、善子ちゃんの事を思って注意したずら……」(日本語禁止ゲームで自分が最初にミスしながら)
- 「野生の生クリームは気が荒いずら。油断してたら命を落とす……ずら」
- 「ひ・と・つ・だ・け、ずらよ?」
- 「あとちょっとって?具体的に?あと何メートル?何分何秒?何刹那?」
- 「海でバケーションと言えば、女の子たちのキャッキャウフフずら♪」
- 「え?断崖絶壁から身投げする方が好き?」
- 「梨子ちゃんは嫌味で傲慢な都会のお金持ちキャラ、ということで」
- 「ルビィちゃん覚悟を決めるずら。立派なイカの飼い主になるずら。網元の家の子として」
- 「そんな得意げに言われましてずらも……大体”バレ”しかあってませんずらよ。まったく、仕方ありませんずらねえ理亞は」
- 「ルビイカは足を引っ張るんじゃなくて引っ張られる方ずら。だって10本もあるからw」
2016年7月のアニメ1期放送開始頃、特に4話頃からこの呼称が定着し始めている。
発祥は不明だが、アニメの前から匿名掲示板などで存在していたらしい。
5月25日リリースの『トリコリコPLEASE!!』、7月2日からのアニメOP『青空Jumping Heart』の映像で津島善子を膝枕した状態から段差の下に落としたシーン、スクフェスで7月5日に配信されたメインストーリー1話の「堕天使っていう設定」発言といった公式作品をきっかけに使用率が増え、アニメ5話放送後に普及したと思われる。