曖昧さ回避
解説
麻雀のローカル役の一つである。
萬子の清一色において数字の合計が100を超えると成立する。一般的に役満とされる。
索子のみの役満として緑一色、筒子のみの役満として大車輪があるため、それに倣って考案された役である。
しかしながら知名度は相応にあるはずではあるが採用率は低い。
理由としては、そもそも麻雀で数牌を数字として捉えて足し算することはこの役を除いて全く無く、パッと見では分からないためわざわざ面倒な計算をしなければならないことが大きい。
仮に清一色を和了したとしても、わざわざその14個の数字を出してみようと思う人はほぼいない。
14枚の牌で100を超えようとすると1枚当たりの平均の数字は7以上でなければならず、完成はそれ程容易ではない。
しかしながら槓子にすれば牌の枚数が増えるため幾分か楽になるのが特徴。
また数字の合計が100丁度になった場合はダブル役満とするルールもある。
しかしながら前述の通りあまり用いられない役であるためか、三人打ちルールの時は真っ先に萬子が不要牌として減らされるし、萬子専用の役を九蓮宝燈と誤解しているプレイヤーも多いため、緑一色や大車輪と比べるとほとんど話題に上がらない。
百万石のトリビア
- 理論的に六萬、七萬、八萬、九萬を槓子にして伍萬を頭にして和了すると数字が理論最大になる。この時130である。この場合必ず四槓子が成立するので百万石を適用しなくても役満成立、適用すればダブル役満になる。
さらに四連刻を役満として採用しているルールなら、その役とも重複し、トリプル役満になる。
さらにそれを門前で行えば、四暗刻単騎(四槓子は必ず単騎待ちになる)とも重複し、5倍役満になる。