概要
小柄な体格でありながら、大型な銃器さえも扱える、超有能な暗殺者。
人間の限界を越える素早さをもって、小型銃やナイフを用いた近接戦闘で獲物を仕留める」。
また、仙崎に雇われている闇医者である「美濃芳野」を「友達」としている。
ちなみに「左利き」。
以下、2作品の「的場伊万里」について、それぞれに解説する。
「Ordinary±」
東京都にある、超巨大複合学園「国立西東京総合学園」の女子高生。
本作では16歳。1年15組に所属。
小柄で無口、そして日本語に疎いことから、学園内では「いじめられっ子」となっている。
しかしながらその正体は、学園の創設者である「仙崎時光」直属の「文部省教育施設特査」の職業兇手。つまりはヒットマンであり、殺し屋である。
仙崎からの指令により、学園内に巣くう「非合法活動を行う者」の「消去」を、その使命としていた。
本作では「ターゲットとの交流」が物語の軸となっている。
そして本作の「オウル編」にて、中華圏の出身であり、とある「組織」で「オウル:梟」という名の暗殺者として育てられた事が判明する。
「デストロ246」
本作では高校3年生となっている。
相変わらずの小柄。透野藍や透野翠からは「新宿のチビ」、万両苺からは「コロポックル」と呼ばれたりしている。
前作と変わらず、仙崎直属の殺し屋をしている。
しかし仙崎が「学園内の粛清に『飽きてしまった』」ため、学園内外問わずに殺しの任務を遂行しており、伊万里自身もその状況に飽き始めている。
また「暗殺者としての仕事」に嫌気が差しており、「普通の女の子になりたい」という望みが芽生えつつあるものの、一方で「組織」によって施された「洗脳」により「暗殺者としての生き方」を否定出来ず、心理的な葛藤からくる頭痛に苛まれる事になる。
この伊万里の「生き方の葛藤」が、本作の主題でもある。
「任務外での戦闘は避けたい」と思いつつも、無意識の内に「通常の人間の限界を超えた」超常的な「戦闘モード」に突入したり、透野藍や透野翠たち「透野グループ」や、万両苺率いる「万両組」が引き起こすトラブルに巻き込まれてしまい、事態の収集と、「両グループの均衡」を図る様になっていく。
そして、前作からの友達「美濃芳野」と、本作で新たに友達となった「一ノ瀬葉子」からの影響により「心の葛藤」が大きくなっていき、物語終盤では遂に仙崎に反旗を翻す事となる。