※イベントに関するネタバレがあります
Ver3.6アップデート
- 新エリア「荒石の蒼漠」
- 新週ボス「アペプのオアシスの守護者」
- 新魔物「深罪の侵礼者」「ヒルチャールレンジャー」「聖骸獣」
- 新キャラクター「遵生合和・白朮」(★5)、「天穹の鏡・カーヴェ」(★4)
- 新武器「碧落の瓏」(★5)
- 新聖遺物「水仙の夢」「花海甘露の光」
- 新伝説任務「知恵の主の章・第二幕」「懸壺の章・第一幕」
- 新任務「デートイベント・9」
- イベント「調剤エボリューション」「轟々たる風砂」「盛典と慧業」
イベント
原神Ver3.6に開催された、スメールのお祭りイベントであり、教令院の学院祭(学「園」祭ではないので注意)。
各論派から選出された代表6名がトーナメントで競い合い、優勝者には賞金や冠などの報酬が渡される。
華やかな前情報に反して、ストーリーの顛末は意外とシビア。
トーナメント代表
生論派 ティナリ
卒業生。後輩らの推薦によって参加し、自身が開催するイベントの宣伝を目的としている。
素論派 セノ
卒業生。報酬にある七聖召喚のカードを狙い参加。
明論派 レイラ
在学生。学生らの推薦によって参加。
因論派 笠っち
新入生。参加理由は不明だが、誰かが関わっている模様。
知論派 ファルザン
在学生。研究資金と後輩を得るため参加。
妙論派 カーヴェ
卒業生。不動産を買うための賞金を得るのと、亡き父の夢を叶えるため参加。
参加条件のルールは以下の通り。
- 本人の志願か、投票による推薦
- 学歴があれば、在籍者か卒業生かは問わない
- 同じ者は今後のトーナメントに参加不可
- 賢者(と恐らく退学者)は参加できない
娯楽ブース
各学派が学術を楽しく学べるよう、様々なブースを用意している。
生論派 生体模擬
生物模型を動かすリズムゲーム。
素論派 ポーション対処法
ポーションでバフやデバフを得て戦う秘境。タブレットスタディー等の素論派イベントに似ている。
明論派 星合わせの画
星座を作るパズル。
因論派 真相究明
断片的な物語から真相を当てるゲーム。「ウミガメのスープ」のようなもの。
知論派 考古調査
アンカーで宝探しをするゲーム。以前も似たイベントが開催された。
妙論派 ルート構想計画
塵歌壺のような画面で足場を作り、ゴールまでの最適ルートを作るゲーム。
ストーリー(ネタバレ注意)
開幕
旅人は評論員の依頼を受け学院祭に参加する。
見知った顔の学者らが各学派の代表として登場する中、学生じゃ無いはずの放浪者が「笠っち」という名で参加していた。なぜか周りの学者は彼のこと知っているようだが、彼に問い詰めてもほぼ何も答えてくれないまま試合が始まった。
第一ラウンド
スメールシティに多数放たれた蝶の中から、3体の「迅速飛蝶」を探し出すミッション。早く見つけた順にポイントが入る。
片っ端から探す者も居れば知恵で集めるものもおり、香で蝶を集めたティナリが1位となった。
ファルザンとカーヴェは協力して機械仕掛けの蝶で仲間を呼び寄せ、2位となった。そしてくじ引きによってファルザンに点が入った。
そしてレイラは偶然蝶を見つけ、シティ内を回っていたディシアとキャンディスの助けも借りて3位となった。
そして皆が蝶を探す間、笠っちはやる気もなく呑気にコーヒーを飲んでいた。
第二ラウンド
第二ラウンドは砂漠で行われ、地脈干渉器を停止することで点を獲得できる。水や食料の数に制限が行われ、過酷な環境での生存能力が試される試合となっている。
試合開始後、ティナリが慣れない砂漠により熱中症ですぐダウンした。突然現れた笠っちが水を渡して去ると、心配して来たセノの救助を受け、棄権するためアアル村へと戻った。
ファルザンは遺跡に落ち、カーヴェはコサックギツネに付き纏われるなど、それぞれトラブルに見舞われ、出遅れながらも最後の地脈干渉器を発見した。
笠っちは試合を放棄してアアル村に立ち寄り、その後棄権した。
今回の勝者は素論派出身のセノ。2位はレイラで、寝てしまった彼女に代わって「もう1人のレイラ」が地脈干渉器を発見した。3位はまたファルザンとカーヴェが同率だったが、くじ引きでカーヴェに決まった。
試合の裏ではディシアとキャンディスが、シティ内でトーナメントの裏にいる謎の人物サーチェンの身柄を狙う旅団員を偶然発見。しかし、彼がどこにいるのかは誰も知らないようだ。
第三ラウンド
最後の試合はマウティーマ稠林に隠された冠を探し当て、争奪戦をしながらゴールに運んだ者が勝利。
一方旅人は、サーチェンを狙っていた犯人が捕まったと聞き現場に向かう。だが既に容疑者らは倒れており、曰く空飛ぶガキに殴られた後、緑の服の男に質問されたらしい。
犯人はサーチェンの息子と彼の雇兵で、自分に受け継がれなかった父の資産を奪おうとした犯行だったそうだ。
その後旅人が遅れて合流した試合では、まずレイラが冠を見つけ、待ち伏せしていたファルザンと奪い合う。その隙に飛んできた笠っちが冠を奪い、ファルザンの機械やティナリの弓を退けながらゴールへと直行。
その後セノとの大接戦が続く中、ファルザンの装置に捕まったカーヴェが突っ込む。結果笠っちの手を離れ宙に浮いた冠は、メラックによってカーヴェの手に渡った。
その瞬間、カーヴェの脳内にサーチェンの声が響く。
サーチェンは28年前、砂漠の暮らしの中でその民の苦労を知った。彼らを救おうとしたサーチェンは、自らが属する因論派の学問から答えを得ようとした。
様々な社会実験を行い、時にナガルジュナ団とも接触したが、結局彼が答えを得ることはできなかった。
絶望から自殺を選んだが、その前に意識を保存できる冠を手に入れた。彼は意識の一部を冠へと残し、それを教令院に預ける事で、自らの研究の後継者となる者を探していたのだ。
だがそこまで聴くや否や、カーヴェは冠を地面に叩きつけて破壊。残された資産は寄付することを、消えゆくサーチェンに告げた。
冠は破壊され、賞金も貧困に苦しむ家庭に寄付されたため手元には残らなかったが、カーヴェには限定の七聖召喚カードが贈られた。
カーヴェはそれを欲しがっていたセノにあげようとするが、セノはタダでは受け取れないと100万モラで買い取った。
その後、それぞれの参加者は思い思いにフェスを楽しんだが、アルハイゼンと笠っちは参加せず。
旅人は僅かなヒントを頼りにアアル村へと向かうと、そこに論文を探し出して読むアルハイゼンが居た他、入れ替わりでナヒーダと笠っちもその論文を探しにやってきた。
笠っち…放浪者はやはりナヒーダの依頼でフェスに参加していた。
ナヒーダはサーチェンの件は知っていたものの、知恵の神である彼女はその研究を否定しなかった。その代わり、有事の際に介入できるよう笠っちに見張らせた。
またナヒーダの目的はそれだけではなく、放浪者が自分の因果と向き合えるよう因論派で学ばせる狙いもあった。たたら砂を研究する学者の間違いを指摘したことで、学者の誘いに便乗して学籍を作ったらしい。
ちなみに学生設定はここで終わっておらず、Ver3.8のスタンプでも論文に苦しんでいる笠っちがいる。
世界任務
メインストーリー中盤で、教令院のトーナメントとは別に、ドリーを介してサーチェンについて調べる任務「20年前の出来事」が発生する。
イベントストーリー終了後に受注する後日談の任務では、上記世界任務をしているかによって、カーヴェのセリフが変化する。
世界任務をクリアした上で、途中で特定の選択肢(下)を選ぶ事でアルハイゼンが登場する。