CV:吉村文香(アニメ映画版)/幸村恵理(オーディオブック版)
概要
かがみの孤城の主人公安西こころのクラスメートかつ学級委員長。
表向きは明るく社交的に振る舞っているが、裏の顔は自分にとって気に入らない相手を徹底的に虐めて苦しめる傍若無人かつ卑劣で狡猾な性格をしており、こころがストレスによって学校に通えず不登校になったきっかけである学級委員長として失格な元凶。
入学して直ぐに転入してきた東条萌がこころと仲良くなった途端に、彼女を自分のグループに(半端無理矢理)入れてこころを孤立させたり、こころの小学生時代の同級生でこころも当時好意を寄せていた池田に『お前みたいなブスなんか好きじゃないから』と心にもない事を言わせるよう仕向ける、その直後にこころに向かって『死ねよ!』と罵倒する、不登校になったこころの家に『こころが自分と付き合っている池田に色目を使って自分から奪おうとしている』とクラスメートに吹き込んで、こころの家の庭に不法侵入してガラス戸をバンバン叩きながら罵詈雑言を浴びせ、自分は悲劇のヒロインのように振る舞うなど、挙げればきりがないほどの卑劣かつ陰湿で残酷な虐めをしてこころを精神的に追い詰めていった。
そもそも何故こころを虐めるようになったのかも劇中でははっきりとは判明していないのもタチが悪いものとなっている(ただし真田は池田と付き合っていたらしく、小学校時代にこころが池田と同級生だった事を知って、自分から池田を奪うのではないかと言う勝手な思い込みによる可能性はある)。
更に物語の中盤、一度こころが学校に戻ることになった際、こころへの謝罪の手紙をかいて下駄箱に入れていたが、それも先生に言われたから仕方なく書いた感で満ちており、全く謝罪の気持ちが籠もっていないものであった(実際、手紙を読んだこころは思わず手紙を握りつぶし、体調を壊して倒れてしまった)。
最終的に学校側の対応でこころとは別のクラスに移って関わらせないと言う対応をとることになり、その後彼女が登場することはなくなり、ラストでこころも学校に登校するようになったが、虐めに関するこころへの正式な謝罪、停学処分など学校側の真田への処罰が全くないなど、視聴者側から見れば納得のいかない結末となったが、学校側に虐めのことが発覚していること、かがみの孤城での経験でこころが精神的に強くなれたこと、そしてラストでこころの事を守ってくれるであろう人物が転校してきたことから、どちらにしろもうこころに関わることはなくなるとは思われる。