「我 欲す 強靭(つよ)き野郎を」
概要
褐色肌で筋骨隆々な常識外れの巨漢であり、真っ白いスーツと眼鏡を着用。
背中の刺青は「雲を貫き天高く掲げた右拳」である。
戦後唯一『地獄への回数券』による強化無しで忍者を殺してきた「忍殺番長」の異名を持つ最強の極道。
終戦直後の広島で確認されて以来、西日本の忍者を中心に殺し回っており、忍者からは「寝物語の妖怪」のような存在として警戒されている。
また、左虎・右龍兄弟の実の父である邪樹虎龍と育ての父である覇世川炸羅を殺害した仇敵でもあり、二人からは長年探し求められていた。
ひたすらに強靭(つよ)き野郎を求めており、その逆鱗に触れたものは誰であろうと容赦しない。
逆に、敗者にはとことん厳しく、死の淵に過去に浸っていた味方の極道に対して「敗北者は疾っ疾と死ね」とトドメを刺したこともある。
また、運により勝敗が左右されることを嫌っている。
実際、後述の照拳が偶然生まれて勝負に勝った際は、「運に勝たされた」ことに激怒している。
だが、第四章にて、「極道の明日を照らす我が秘拳」と発言しているため、現在は受け入れたようである。
作中内で度々言及されていたボクサー足立のジョーを従えている。
能力
戦闘スタイルは徒手空拳による喧嘩殺法。
だが『地獄への回数券』を服用せずとも異次元の肉体強度を持ち、神賽惨蔵からは「極道というより人類を超越した〝特異の者〟」と評される。
極道技巧は〝照拳〟。指詰め(エンコ)で小指を失った巨拳から繰り出されるパンチは当たると爆発を起こす。