「私なんか 私なんか ただの…ゴミなのに…」
概要
『忍者と極道』の登場人物。最強の極道集団『破壊の八極道』の紅一点であり、殺戮歌(ころしうた)の異名を持つ。大衆(セカイ)を憎む芸能集団『塵芥芸者衆』のリーダーでもある。
表向きは極道が運営する芸能プロダクション『ラコンタグループ』に所属する世界的な歌姫「MAYA」として抜群の名誉と知名度を誇る。
MAYAとしての姿は長い三つ編みを編み込んだドレッドヘアにゴミ柄のマーメイドドレスを身に纏ったグラマラスな美女であり、オフの際の蟲原真夜としての姿は二つ縛りの三つ編みに眼鏡と素朴な姿をしている。
歌手としての知名度は日本どころか世界にその名が轟くレベルであり、ハリウッド主題歌で売り上げギネス記録を達成したり、長年内戦が続いていたとある共和国がラジオでMAYAの歌声を聴くだけで争いの手を止めたり、『救済なき医師団』が起こしたバイオテロのせいで東京の地価が下がり治安が悪化した状況にもかかわらずMAYAが復興フェス「塵芥祭り(ダスト・ザ・ワールド)」のヘッドライナーを務めるという情報だけで500万のチケットが即完売した上にライブ会場周辺の地価だけ爆上がりし、世界中の音楽スターがフェスの参加を即答する等その存在は作中情勢や経済すら大きく動かす程。
性格は表向きの名誉とは裏腹に非常に自虐的でネガティブ。そして大衆(セカイ)に対して悍ましいまでの殺意を抱いている。
きわみに対する忠誠心は非常に高く、彼を『推し』『孤独の王』とまで評してる一方で、自分の事は『ゴミ』と徹底的に蔑んでいる。忍者や大衆に対する殺意は強固で、興奮状態だった砕涛華虎が忍者抹殺の順番をおとなしく譲った事もある。
その一方で『帝都八忍』である雄鷹斗女とは過去に自身の歌を通して絶望の淵から互いを救った大親友であり、街中で偶然再会した際には感涙の涙を流しあいながら喜びあった。しかしこの再会後にはフェスを利用した人類鏖計画に斗女を巻き込む事に対して迷いが生じる事になる。
…当然現段階では互いが宿敵である忍者と極道である事には全く気付いていない。
過去には家族や周囲からゴミと言われながら壮絶な虐待やいじめを受けていたようで、歌声に関しても斗女と出会うまでは一回も褒められたことが無かった模様。
また、一度は斗女に救われたはずの真夜がなぜ道を踏み外したのかは、どうやらラコンタグループの前社長であり男羽會傘下村松組組長でもあった「村松さん」という極道が深くかかわっているらしいが…。
能力
極道技巧は聴いたら死ぬ声(正式名は不明)。特定の波長を含んだ音波によって、声を聞いた相手の血圧異常を引き起こし肉体を破裂させ爆殺する。
直(チョク)どころか動画やラジオ越しでも爆殺は可能で、作中では肩慣らし感覚で内戦が続くとある共和国にてラジオ越しの生歌で引き付けたうえで「死ね」の一声で人口の9割に当たる900万人を爆殺している。