「同情はする けど容赦はせん」
概要だで
自分の事を斗女たんと称しており、八忍の若年層組(しのは等)もそう呼んでいる。
髪を3方向で結んだトリプルテールをした小柄な少女で、普段から田舎のヤンキーかおばちゃんのような喋り方をしている。瞳孔がハートマーク。
しかしてその正体は作中最高の超絶天才科学者であり、あの長をしても模倣不可能な領域にまで発達した大脳こそが特異体質である。その才気は「100年先」とまで称され、アメリカの世界的IT企業の本社社長室に顔パスで入れるほど。
しまいには自身の体そのものにも改造手術を行っており、脚はロケットブースター、手はロケットパンチになり遠隔地点にも暗刃を放てるという、無茶苦茶な人物。
普段はTシャツにスカジャンのラフなスタイルだが、忍者装束は舞踏会マスクに一昔前の魔法少女のようなコスチューム。後述の忍巧美男衆を操りながらも2.5次元舞台をスマホで鑑賞するなど、しのはや色以上のヲタの可能性が高い。
普段からブルゾンちえみの如く2機の忍巧美男衆を従えている。
一見するとダラけた腐女子(チャンネー)だが、その内側には悪を許さぬ義侠心を宿しており、変わり種ながられっきとした帝都八忍である。
可愛い分身だで
彼女の最強戦力は何と言っても忍巧美男衆(テクノビダンズ)なる戦闘アンドロイドである。
様々な創作物に登場するイケメンを忠実に模倣したロボットであり、斗女の放つ脳波で自在に操り、敵を暗刃で仕留める。その数なんと100人以上であり、要するに斗女たんは100カ所同時にめちゃくちゃ複雑な動きをラジコンの如く行わせているに等しい。ガンダムシリーズのニュータイプも真っ青である。
まさしく現代の分身の術というべきか。
戦闘力は八忍には劣るものの、「地獄の回数券」を服用した割れた子供達程度なら互角以上に渡り合える。しかも機械なので痛みも恐怖も斗女自身に及ばない限りは全く支障なく殺戮を行えるという恐るべき利点も存在する。
アニメなどから声まで忠実に再現して悪を蹴散らすその様は、救われる側からすれば憧れのヒーローが助けに来てくれた奇跡であるが、殺される側の悪党からすれば憧れていたヒーローたちが血まみれになりながら自分達を殺しに来るという悪夢以外の何物でもない光景である(そして傍から見ている者たちには脳が限界突破の理解不能な光景)。
喋り方まで元ネタに寄せているあたりいちいち芸が細かい。が、元ネタ通りの必殺技などは流石に放てず、使用する戦法は暗刃による人体破壊である。
なお、そんな事をする奴はいないと思うが現実でこのような物を制作して公衆の面前に出し、挙句他人に危害を加えた場合には、著作権侵害並びに名誉棄損に当たる可能性があるので注意されたし。極道と戦う覚悟の無い一般人(パンピー)は真似しないように。
忍者なのに忍ぶ気が全く無いバトルスタイル故に長からは嫌われているものの、数の暴力に真っ向立ち向かえるという利点は渋々認めている。
余談だで
強烈なインパクトを残した忍巧美男衆だが、余りにも作画コストが高すぎた結果作者が二回ほど原稿を落とすというまさかの珍事になった。
モチーフとなった女性向け創作物の元ネタを提供したのは漫画家の相澤いくえ先生。何に使うのかを伏せた上での取材だったので最初はかなり困惑したらしい。