「全く…!!愚弟は全くッ!!!左虎は現在(いま)憤怒(おこ)ぞ!!!」
概要
『忍者と極道』の登場人物の一人。
妖艶な美貌を持つ、聖帝大学病院の天才外科医で『帝都八忍』の一角。
その腕前は斬られて失明したしのはの右目をまた見えるようにしてしまうほど。
無刀にて患者の全身88か所に転移した癌を30分で切除し、一週間で100人の患者の手術を完遂。これをもって一週間の有給休暇をもぎ取り、極道との戦いに参戦する。
江戸時代から続く医学の大家・覇世川家の跡取り息子で、一族代々忍者として活躍していた。
同じく八忍の1人にして「呪血の忍者兄弟(ブラザーズ)」こと邪樹右龍は実弟。しかし過去に勘当されており、基本的に「愚弟」呼ばわりしている。とは言えつるんでタピったりするなど仲はとても良い。
冷静沈着な性格であり、単純明快な右龍とは対照的。「心底憤怒(まじおこ)」「瞬殺(ソク)で征かん」など独特の言語センスを見せる。
しのはの事は「シーノ」と呼んで可愛がっており、「ほんの少し脳を手術すれば笑えるようになる」と告げて丁重に断られている。
かつて多くの人々を救った名医である繰田孔富を尊敬しており、彼の著書「救済の医」を愛読していた。しかし、第五章で孔富が闇医者に転落し、破壊の八極道の一員になっていることを知ると、動揺を隠しきれずにいた。一方、孔富が闇堕ちした原因は彼の兄・美伴が左虎と右龍によって殺害されたせいでもあり、その事実を知られたことで互いに因縁が生じてしまう。
忍び装束は純白の羽織袴と目元のみを覆う狐の面。
能力
覇世川家の当主が一子相伝で受け継ぐ「毛髪を神速で複数揺らして複雑怪奇な気流とそれに伴い超低温を発生させる」秘儀〝凍剣執刀〟(とうけんしっとう)。
…何? 全く分からん? マンモスマンの項目を見ると良いよ。
右龍との連携技「氷帝雷公来駕(ひょうていらいこうらいが)」は、広範囲に及ぶ回避不能の必殺技。