概要
この世のすべてを知識として網羅しようとしている学者の集まり。
名前が知られているが実態が分からない大組織。
アスカラナンに本部を置きアスカラナンの商人がスポンサーを務める。
目的
全知識の開放。すべてを精察すること。そのためには観察者はこの世界で起こる出来事に直接かかわってはならないという不文律を持つ。
マギ
観察する対象に気づかれると行動や性質を変化させてしまうため、彼らは対象に悟られないように姿を隠す手腕に長けている。
そのための技術をマギと呼ぶ。
マギは純然たる学問で学べば誰でもその力を手に入れることができる。ただし容易なことではない。
マギを使い手を、マグス、秘術魔法使い、などと呼ぶ。
マギは暗示をかける技術と臭わせる記述が多い。暗示により人々の視界から外れたり、相手の秘密を聞きだしたり、相手を操ったりすることができる。
アイネスト曰く、「小手先の技」。最も言ってる当人がかなりすごいのだが。(ただし同じ真似ができるマグスが存在しているのか不明ではある。)
アスカラナン
アスカラナンは神秘調査会のスポンサーであるためかなり強い影響力を持っている。
神秘調査会は事実上スポンサーであるアスカナランの利益になるように行動しているためスパイ組織と偏見をもたれている。だが実際はその通りであったりする。
現在は観察者としての原則を忘れて政治に関わり過ぎているといえる。
イムァシアとの協定
世界を内側から観察している限り、本当に完璧な非干渉を貫くことはできない。よって代わりに事象に干渉してくれる戦士としてイムァシアの人間を使っている。
イムァシアとは協定が結ばれている。それは神秘調査会が帝国より早く念糸能力を持つ子供を見つけイムァシアが育てる。そして必要が無くなると神秘調査会に引き渡すというもの。ただしアストラが帝都に勝手に引き渡されたことで協定は破棄された。
その他
大陸地図の製作を行う。地図に誤謬を見つけた場合賞金を進呈している。
リスとの協力のときは決して姿を見ようとはしないことが神秘調査会との約束だった。
求める状況を作り上げたらあとは黙って結果を観察するだけ。良くも悪くも日和見主義者である。