「『かわいい』に勝るものはありません」
プロフィール
人物
全国から才能あふれる少女たちを集めて作られたPhoton Maidenのメンバーの一人。
陽葉学園に他のメンバーと共に転校してきた。
「家に本が多すぎて、そろそろ床が抜けるかも…」と言うほどのビブリオマニア。文学好きでジャンル関係なく、気になるものは何でも読んでしまうのだという。その文学好きが高じて演劇に興味を持ち、参加したワークショップで評価されパフォーマンスの道を志す。好奇心が強く知識も豊富で、興味のあることには饒舌になる。
「かわいいもの」に目がなく、アイドル好きの花巻乙和とは、よく持論を展開して張り合っている。しかしお互いに良い相棒でもある様子。また彼女のことはPhoton Maiden結成前から知っていたが、実際に合った印象はノアが思っていたものとは違ったものであるらしい。
同じユニットの出雲咲姫に対しては、可愛くて目が離せないらしい。
他にも大鳴門むにのウサ耳と彼女が持っているネコ型スピーカー「にょちお」が気になっており、いつか触らせてほしいと思っている。
LyricalLilyの白鳥胡桃が諸事情があって1人で下校するときに真っ直ぐ家路につくか心配で変装して見守るなど1歩間違えれば犯罪になりかねない行動もしばしば……
可愛いものに対する探究心は伊達ではなく、可愛いものや人物を目にした際には我を失って叫ぶことが多々ある(本人曰く「可愛すぎてキレそう」)。グルミクのライブ中でも、
「はい可愛い!咲姫ちゃん200点!!」(出雲咲姫に対して)
「いやあ゛あ゛ぁぁぁ可愛い゛い゛い゛ぃぃぃぃむにちゃぁぁぁあ゛あ゛あ゛ん!!」(大鳴門むにに対して)
…のように暴走している。特に後者はゲームプレイ中に度肝を抜かされる可能性があるので気をつけよう…。
そんなノアのキャラクター性は公式もディグラーも理解しているらしく、2021年にグルミクで行われたシャッフルユニット投票では、「ノア&むに&胡桃&咲姫」のユニットが1位を獲得。
ユニット名「きゅーとぴあ♡」(命名は中の人本人)として、新曲『キミの♡(らぶ)』が制作された。
そして2022年9月11日には福島ノアpresents KAWAII.FESが開催され、きゅーとぴあ♡のメンバーを含むHappyAround!、LyricalLily、PhotonMaidenが集結した合同ライブが開催された。ライブのタイトルとして一人のキャラクターに焦点が当たることは前例がなく、D4DJ初の快挙と言える。もちろん、このライブできゅーとぴあ♡による『キミの♡(らぶ)』が初めて披露された。
ミニアニメでの活躍(?)
ミニアニメ『ぷっちみく』では、アニメ本編では見せなかった強烈なキャラクター性を発揮している。
初披露された2021年のお正月特番では、新年の挨拶でさっそく咲姫の巫女姿を妄想し、一人だけ暴走していた。
その後の本放送では、4話にてナレーションから「常軌を逸した執着と癖」と称され、(色彩の共感覚を持つ)咲姫にも「真っ赤」のイメージを持たれている。
そして、21話『りりかるどり~む♪ノアノアランド』では…
「じゃ、行こっか。」
Lyrical Lilyのメンバー4人を、誘拐犯さながらの話術と計画性で家にお持ち帰りする行為が描かれ、ディグラー達を騒然とさせた。
これには担当声優も、演じた本人ながら「めっちゃくちゃホラー回です笑笑笑笑」とのこと…。
ちなみに、2024年1月24日に配信された『D4DJショートアニメ』第13話「可愛いはつくれる」(ちなみに、この話は『D4DJショートアニメ』の最終話である)でも登場している。なお、Photon Maidenのメンバーの中で唯一出演している(ノア以外の3人は未出演)。
砂漠に遭難したノアが喋れるサボテン(CV.前田誠二)と出会い、サボテンのアドバイスを聞いたノアは、なんと可愛い認定ラインを変更し、サボテンに対して可愛いと感じ取ってしまい、そしてサボテンに抱きしめた(しかし、棘があるサボテンに抱きしめたという理由もあるのか、抱きしめた瞬間に流血(当然モザイク処理されている)していた)上に、1年もサボテンに抱きしめていた(しかも白骨化している)という展開が描かれた。
別のミニアニメでも、やはりノアの「常軌を逸した執着と癖」は変わらなかったのだ。
彼女の「カワイイ」のヒミツ
上に挙げたように、福島ノアのカワイイへの情熱は常軌を逸している。では、何が福島ノアをここまで駆り立てるかというと、ある人物との邂逅から全ては始まったことがLyricalLilyの白鳥胡桃とのリレーションイベント「カワイイあの子とコワイ私」にて語られた。
以下ネタバレ注意
福島ノアはとても器用な人間で、昔から才女と呼ばれていた。事実、グルミクでも迷子相手に完璧な腹話術を披露したり、一晩でオリジナル劇の脚本を書き上げたり、モールス信号を理解して発信するなど、方々でそのさまざまな知識や技術を発揮している。そもそも、ダンスや音楽の経験なしでフォトンに入ったのは彼女だけであることからも、そのポテンシャルが買われていることが分かる。一方、そうやって一人でなんでも出来ることは、周りから人を遠ざける原因にもなっていたようだ。昔のノアが書いた文章にはこう記されていた。
「先生もクラスのみんなも、わたしがひとりでなんでもできる女の子だと思ってる……」
「みんなからコワイって思われてるらしい……同じクラスのあの子は、カワイイからたすけてもらってるのに……」
Photon Maidenを主人公としたコミックスD4DJ-The Starting of Photon Maiden-でも、オーディションの合格発表で福島ノアの名前が呼ばれた際に、彼女を知る他の参加者が彼女の勉強や運動、料理にまで及ぶ才能を噂し「それは勝てないや…」と諦め、落胆しており、その才能が周囲を畏縮させてしまう様子が描かれていた。
ノア自身もそれをどうしたら良いか分からず、周囲に頼れなくてまたコワイと思われてしまう悪循環に陥っていた。そんな状況を打ち破るため、幼い福島ノアは自分が「コワイ」ではなく、「カワイイ」と思われるべく努力するようになる。それが彼女にとってカワイイの始まりだった。 彼女はカワイイの研究のため、「かわいいものレポート」をつけ始める。これは現在こそ日常で見つけた「カワイイ」を記録していくもの(ちなみに、出雲咲姫は4105番目に記録されている)であるが、当初の目的は少々異なっており、自分がカワイイと思われるためにカワイイ女の子を研究して取り入れようとするものだった。
そんな時、ノアの実家の和菓子屋の常連であったおじいさんが白鳥胡桃を連れてくる。
その時の胡桃は、かわいいものレポートにこう記されていた。
「今日、常連のおじいさんが知らない女の子を連れて来た。すごくカワイイ子だった……」
「私はあんなカワイイ子にはなれない…… でも、それでいい。だって見ているだけでしあわせなきもちになれるから……」
その日を境に、彼女は「カワイイ子になりたい」ではなく、「カワイイものに囲まれたい」と願うようになったのだ。
「世界にはカワイイがあふれている……。この世界にカワイイがあるかぎり、私は生きていける……」
これが、「カワイイを世界に広めたい」という夢を掲げ、愚直に行動する福島ノアの誕生であり、その根底には「カワイイ」という概念への憧憬があったのだ。
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関連人物
星野みやこ…私に天使が舞い降りた!の登場人物で、可愛いものに目がなく暴走しがちな点が共通している。グルミクのコラボイベント内で乙和に「みゃー姉もノアも、いつか捕まったりしないといいなぁ」とその類似性を指摘されていた。