概要
- 今回の日本メディアでの生中継は例年通りのフジテレビ系とグリーンチャンネルに加え、ABEMA TV(シンエンペラー所有の藤田氏が代表を務めるサイバーエージェントが運営)が初参入している。
- 本レース11度目の参戦となる武豊騎手は日本馬以外での参戦は21年ブルーム以来3年ぶり。
出馬表
番 | 枠 | 馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ザラケム(FR) | 牡4 | C.デムーロ(FR) | J.レニエ(FR) |
2 | 13 | アヤザーク(FR) | 牡5 | W.ビュイック(GB) | F.フアシェ(FR) |
3 | 2 | ファンタスティックムーン(GER) | 牡4 | R.ピーヒュレク(GER) | S.シュタインベルク(GER) |
4 | 9 | アルリファー(FR) | 牡4 | 武豊(JPN・栗東) | J.オブライエン(IRE) |
5 | 12 | セヴェナズナイト(IRE) | 牡4 | M.バルザローナ(FR) | A.ファーブル(FR) |
6 | 14 | コンティニュアス(JPN) | 牡4 | C.スミヨン(FR) | A.オブライエン(IRE) |
7 | 3 | ブルーストッキング(GB) | 牝4 | R.ライアン(GB) | R.ベケット(GB) |
8 | 16 | マルキーズドゥセヴィニエ(IRE) | 牝5 | A.プーシャン(FR) | A.ファーブル(FR) |
9 | 8 | ルックドゥヴェガ(FR) | 牡3 | R.トーマス(FR) | C.レルネール(FR) |
10 | 11 | シンエンペラー(FR) | 牡3 | 坂井瑠星(JPN・栗東) | 矢作芳人(JPN・栗東) |
11 | 15 | サンウェイ(FR) | 牡3 | O.マーフィー(FR) | D.ムニュイジエ(FR) |
12 | 7 | デリウス(GB) | 牡3 | I.メンディザバル(FR) | JC.ルジェ(FR) |
13 | 5 | ソジー(IRE) | 牡3 | M.ギュイヨン(FR) | A.ファーブル(FR) |
14 | 10 | ロスアンゼルス(IRE) | 牡3 | R.ムーア(IRE) | A.オブライエン(IRE) |
15 | 6 | シュルヴィー(IRE) | 牝3 | T.マーカンド(GB) | N.クレマン(FR) |
16 | 4 | アヴァンチュール(IRE) | 牝3 | S.パスキエ(FR) | C.フェルラン(FR) |
JRAオッズ
人気 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | ソジー | 4.2 |
2 | ブルーストッキング | 5.6 |
3 | シンエンペラー | 6.3 |
4 | ルックドゥヴェガ | 6.5 |
5 | アルリファー | 8.0 |
国内オッズは6人気ロスアンゼルスまでが10倍以内の6強という情勢。全体としては混戦模様となった。
レース結果
着順 | 馬 | 着差 |
---|---|---|
1 | ブルーストッキング | 2:31:63 |
2 | アヴァンチュール | 1¼ |
3 | ロスアンゼルス | 1½ |
4 | ソジー | 1½ |
5 | セヴェナズナイト | 2½ |
好発から好位を確保したブルーストッキングが、直線逃げたロスアンゼルスをとらえ、追ってきた同じ勝負服の2騎、アヴァンチュールとソジーを退けた。
- ブルーストッキングは前走のヴェルメイユ賞からの連勝で、GⅠは3勝目、牡馬相手でのGⅠはこれが初勝利。牝馬の優勝は22年アルピニスタ以来2年ぶり。今回はヴェルメイユ賞上位の牝馬がワンツーとなった。ヴェルメイユ賞からの連勝は13年トレヴ以来11年ぶり。
- ブルーストッキングは追加登録での参戦で、追加登録馬の優勝は17年エネイブル以来7年ぶり。
- ベケット調教師・ライアン騎手とも本レース初勝利で、ライアン騎手は2度目の騎乗での優勝となった。
- 単勝10倍以内のうちルックドゥヴェガ14着、シンエンペラー12着、アルリファー11着と惨敗、人気どころは明暗分かれる結果に。なお、アヤザークは3・4コーナー中間で歩様が乱れ競走中止、レース後肺出血(後日の解剖の結果急性心不全であることがわかった)のため死亡したと発表された。凱旋門賞で競走中止馬が出たのは1996年ポラリスフライト以来。
実況担当
日本
フジテレビ系列:倉田大誠
ABEMA:清水久嗣