箇条書きとは
複数の要素を含んだ情報を文章としてまとめず、項目ごとにバラバラに書き並べることである。
時系列順や五十音順に整然と配列することもあれば、順序も揃えず雑然と羅列することもある。縦書きの場合もあれば横書きの場合もある。しばしば行頭に数字や目印をつけられる。
HTMLではリストとして箇条書き(リストと番号付きリスト)のタグがあるほか、ピクシブ百科事典でもリストと番号付きリストを作成する記法がある。
詳細
少ない文字数で項目のみを列挙するため、要点を端的に伝えやすい。作文が苦手な人にとっては、接続詞や助詞の使い方に悩む必要もなく、書きたいことをバラバラに羅列すればいいのでとっつきやすい。このため「文章で悩むならまず箇条書きで書いてみては」とアドバイスされることがある。
その反面、項目間の関係性を示しづらく、筋道立った考えを説明するのには不向き。さらに、列挙する項目が多くなった場合、非常に冗長で読みづらいものになってしまう。
読む側にとって「長たらしい文章よりは箇条書きの方が読みやすい」というのは一面の真実であるが、内容が整理されていない箇条書きは、かえって読みづらい。重要なポイントを太文字や大文字で強調したり、項目のまとまりごとに行を空けるなどのテクニックもあるが、解説的な内容は可能な限り段落のある普通の文章にまとめた方が読みやすいだろう。
なお、Wikiサイトであるピクシブ百科事典において、普通に書かれていた解説をわざわざ箇条書き、もしくは(助詞や接続詞を取り除き、こまめに改行を入れるなど)箇条書きまがいの文章に書き直しているユーザーも目立つが、この結果、単文をブツ切りにして並べたような稚拙な文章になっているばかりか、主語と述語が噛み合わないなど、元の文章の論理が破壊され意味不明になってしまった記事が多数ある。
関連タグ
マジックワード:箇条書きを悪用
久米田康治:作中でよく箇条書きを用いる