概要
「狼之神高校アイスホッケー部キャプテン 紅露直人だ!!」
「よろしくッ!!」
本作のメインとなる舞台・狼之神高校アイスホッケー部の2011年度のキャプテン。ポジションはセンターフォワード。元となった『スピナマラダ!』、リブートである『ドッグスレッド』両作品に同じ名前・設定で出てきた主要キャラクター。
容姿
『スピナマラダ!』『ドッグスレッド』双方変わらず、浅黒い肌に分厚めの唇、キリリと釣り上がった眉毛にキラキラの瞳。そのキラキラっぷりはすさまじく、どんなに小さく描かれていてもキラキラのエフェクトが散らばるレベル。恐らく身長は3年生の中で1番小さいが、「鋼の筋肉による鬼のような攻撃力と高さ」と讃えられるほど鍛えられた肉体で低さを補っている。ぶっちゃけ小さなゴリラ。作中屈指の引き締まった美尻の持ち主であり、よく『プリン』『ムチン』と擬音がつく。他のキャラクターはデザインや名前、立場、年齢など多少なり変更点がある中、ほとんどそのまま出てきたある意味希少な人物。
人物
快活な口調で明るく指示を出す好青年。面倒見も良く、アドバイスも的確。1年生達も部活初日にすぐ、懐くほど。技術力もしっかりあり、源間慶一が来るまでフェイス・オフもチーム最強だった。メンタルも強く、『ドッグスレッド』にてロウに決勝戦で負けた事を揶揄された際は、上級生のほとんど(あの温厚な牛山・熊野コンビですら)が青筋を立てる中、源間浩一と共にその指摘を静かに受け入れる度量がある。
しかしかつては出身地の釧路で『氷鬼』と呼ばれる程の不良だったらしく、狼之神高校に来たのも、もう地元では受け入れてくれる高校が無かった為。演習林に暮らす老婦人(ババア水の人)も、最初の印象は「野良犬みたいな子」であり、かなり荒れていたようだ。『釧路の氷鬼』の顔は今でも持っており、怒った時や他校の不良と対峙した時に現れる。
とは言え、突発的なトラブルには対処しきれない年相応な姿も見せており、かつての先輩が地元の良くない連中とつるんでいる姿を見て動揺したり、ヒグマが現れた際は真っ青になり逃げに徹した。(最も木に登って難を逃れようとしたロウにはヒグマも木に登れる事伝える、火だるまになった監督を助けるなどしっかりキャプテンの義務は果たしている。むしろこんな緊急事態に的確かつ非情な判断を下せたコイツや、ハイエースで特攻をかましたコイツがおかしい可能性はある。)
このように『常人には務まらない』と言われる狼之神アイスホッケー部の部長を務めるにはうってつけの、大きな器を持つ人物。
普段はリンク上の相棒で1つ下の学年である旭一尊と行動を取る。同学年では同じフォワードの範田佑兵と一緒にいるシーンが多い。
活躍
スピナマラダ!
新3年生でキャプテンとして登場。作中最強のフィジカルとメンタルの持ち主として、精神的・肉体的柱となり狼之神アイスホッケー部を支え続けた。それは日常生活でも現れ、樋口との接触や進路で悩んでいた賢吾に浩一や慶一の想いを代弁し、助言する事で彼を吹っ切れさせた。
高校卒業後は、アジアリーグにも参戦するチームに所属。最終話ではヒゲも生やし、ロウ達と共にオリンピックを目指す様子が描かれる。
ドッグスレッド
1話からしっかり居る。立ち振る舞いは特に変わらず、4月からの新部長として冒頭の自己紹介を行った。
相棒として新キャラクター・旭一尊が登場。土肥の解説と共に一コマで描かれた所を見るに、どうやら旭が紅露を追いかける形で入部したみたいである。旭の顔が前回のあの人の系統の為、不安視されていたものの関係性は彼らと比べればいたって健全的で良好。札幌まつりでは2人でお化け屋敷を爆走し、ボートを爆漕ぎしながら牛山・熊野コンビと競争するという男子高校生らしい様を見せた。
「キャッキャ」
「キャッキャ」
前主将・樋口とも仲は良かったらしく、新年度に入って1度送られた弱音のメールを気にしており、その樋口がガラの悪い連中の運転手をやっている事に冷や汗をかくなど、心配をしている。
雪花高校との練習試合では、開始直前に一触即発となった旭を一声で止め、授乳室でクールダウンさせるという物議を醸す行動をとっている。その後、不良相手に完全に怯えてしまった1年生達のピンチヒッターとして参戦。後輩達に圧倒的フィジカルを見せながら、力強く話しかけ、「雪花高校の不良よりも毎日の練習の方がクレイジー」である事に気づかせた。
余談
苗字である紅露は実在する珍苗字。その人数約460人ほど。実は北海道よりも徳島県に多い。
関連タグ
『スピナマラダ!』の次回作に登場した、紅露の瞳とスピリットを受け継いだであろう者。そう考えれば、彼が主人公へ行った事や辿った結末も納得だろう。そのタフさと精神は100年の時を経て再び、紅露直人へ渡されたようだ。