概要
舞台がGXから5D'sへ移ったタッグフォース4から参戦した、トップス出身のデュエリスト。
老舗呉服屋の箱入り娘であり、非常に奥ゆかしく和風な言葉づかいをする。
(例えば「モンスター」を「モンスタァ」、「カード」を「札」と言う)
非常に病弱な体質で数枚のカードを持つのにも苦労し、デュエルディスクも軽量化を施した箸より軽い特注品とのこと。その割にはどう見てもデュエルディスクにデッキ40枚(+α)を普通にセットしているが気にしてはいけない。
その佇まいは「大和撫子」そのものであるのだが、シリーズが進むごとにどことなく天然ボケに近い言動や奇行が現れ始める。
最終的には6のラストにおいて主人公を「40番目のカードとして家に置きたい」「ずっと眺めていたい」など、聞きようによってはヤンデレを想起してしまうような発言までしており、思わず反応に困ったプレイヤーも多いとか。
(最も天然キャラが際立っていた彼女の行動を鑑みれば愛情表現であり、他意はないのだろうが)
使用するデッキは「除去ガジェット」。
戦いの儀にて表遊戯が使用した3色ガジェットの他、手札さえあれば無座別にカード破壊が可能な「スナイプストーカー」、モンスター除外効果で墓地運用を妨害する「閃光の追放者」で攻めたて、その布陣を突破しようとすれば切り札の冥府の使者ゴーズを繰り出すという、強力なビートダウンデッキである。
その上特殊召喚殺しで有名な「フォッシル・ダイナ・パキケファロ」、バウンス効果なら随一のN・グラン・モール、戦闘破壊耐性を備えた「魂を削る死霊」まで揃っており、デュエルに関してはこちらのデッキ改造は不要と言っていいくらいの高い完成度を誇る。
他キャラとの相性
トップスやセキュリティの面々とはほぼ友好関係にある一方、アカデミア学生の評価は悪い。
恐らく病弱が災いして欠席しがちなせいだろう。
特にサテライトでは多くの人間が侮蔑の目を向けてくるため、あまり連れまわさずにシティ内で過ごすのが無難と思われる。
それでも欠席日数をとがめる委員長や、病弱な様子が心配で仕方ないスライダー医師など、機嫌を害する人も多いため、他のキャラと交流を深めるパートナーには不向きである。
パートナーとして
初期の時点でデッキレベル8~9をたたき出すだけあり、パートナーとしてなら心強いことこの上ない人物。
強いて欠点を挙げるなら、上級モンスターの総数が数えるほどしかない点と、直接ダメージへの対抗策に乏しい点であろう。
せっかく相手の場を除去で一掃してもこちらの火力が足りなければ光の護封剣などで粘られてしまい、その間に「連鎖爆撃」などで攻められると苦しい展開になる。
そのためこちらは「帝シリーズ」などアドバンス召喚でアドバンテージを持つカードを充実させ、彼女の真骨頂である除去効果をサポートしていきたい。
幸い相手は余程うまく立ち回らない限りこの特殊召喚封じ+除去効果を切り抜けられず、こちらのフィールドにはモンスターが充実するため、リリース要員には困らないだろう。
もちろんバーン殺しの「デス・ウォンバット」を投入してもよいが、ゲーム内でこれだけバーン効果を多用するのは委員長かミント・ロケットくらいなので、そこまで気にしなくてもよいだろう。
ちなみに敵として相対する場合、直接ダメージに特化した「ヴォルカニックバーンデッキ」で戦うと有利になる。
6ではなぜかパートナーデッキから特殊召喚封じのギミックが抜かれていたり、環境が高速化したことで従来の除去ガジェットそのままでは対応しきれなくなったためパートナーデッキのデッキレベルが6に下がってしまった。
しかし、一方で後続のレベル4モンスターを安定して供給してくれるガジェットの性質と相性のいいエクシーズモンスターやマシンナーズ・フォートレスが新たに収録されているため、プレイヤーのデッキ改造やデュエル中のアシスト次第ではむしろこちらから高い攻撃力を持つモンスターを次々と特殊召喚していくことも可能となった。