「何でも知ってるお姉さん」
概要
CV:雪野五月
初登場は『猫物語(白)』。
怪異の専門家で、貝木泥舟、影縫余弦、手折正弦 、忍野メメの大学時代の先輩。
さながら「何でもは知らないわよ。知っていることだけ」という羽川翼の口癖に対する当てつけのように、「何でも知っている」と公言してはばからない。
事実、もはや常軌を逸したレベルで、ありとあらゆる事象・情報を認知している事情通である。その上で本人はそのことに対して、別段不自然に思っていないどころか「なんでこんなことも知らないんだ?」と言わんばかりの態度をとっているため、そんな彼女と対峙した人間は説明不足に悩まされることになる(エピソード曰く「自分の都合でしかしゃべらない」)。
エピソードのようなヴァンパイアハーフとは旧知の仲。目的を達成するためには手段を選ばない一面もあるが、その手段と言われるのも反則級であることが多い。
基本的に自信家だが実の姉である遠江だけには何か恐ろしいものを感じているほか、姪っ子の駿河に対してだけは叔母として堂々と接することができずにいる。
そのため 彼女と会えるよう阿良々木暦に段取りをつけてもらい、会ったときも「忍野伊豆湖」と名を偽り、素性を明かさなかった。
母である遠江の遺志なのか。彼女なりの配慮なのか。臥煙家の事柄について駿河に関わりを持たせないようにしているのかは謎であるが、いずれにせよ姪っ子想いの優しいお姉さんである。
ちなみに臥煙家の女性3人の名前は現在の静岡県にあたる旧令制国「遠江(とおとうみ)」「伊豆」「駿河」から来ている。
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その真実(ネタバレ注意)
実は何でも知っているのは斧乃木余接をサークルで作った時に頭脳を担当したため、
「何でも知っている」
という呪いを受けていることが『宵物語』にて判明する。
たとえ自分と関係がない事柄でも、
「いつ」、「何処で」、「誰が」、「どのようにして」、「何が起こっているか」、
という詳細まで詳しく知ってしまう。
その為、周りから見えるほど彼女の人生は気楽でも、全能的でもない。