ビビッと、ビクトリー!!
概要
CV:小市眞琴
明朗快活で相手が誰だろうと思いやる心を持つ赤毛に三つ編みに結ったお下げ髪が特徴の市立ひかり小学校に在学中の小学六年生。両親と姉、弟の五人家族。男親子でバトスピ談義に同じ内容を繰り返し語りながらも、時間が経つのも忘れ花開く事もしばしばある。髪色は姉弟そろって母親譲りだが、髪質は父親譲り。
バトスピの公式大会で優勝する実力はあるものの、父親曰く「まだまだ甘い」との事。
大会記念品であるXレアに導かれ、スピリッツワールドに召喚される。
序盤は十二神皇の力もあってヨクと共に連勝を重ねるが、タツミに敗北した事でエグゼシードを奪われ、更にエグゼシードの新たな所有者となった因縁のライバルの大牙和巳にも敗北を喫し、一時は心身ともに大きなダメージを負い、敗北への恐怖を無意識のうちに植え付けられた。
しかしその後、赤轟山で霊体となって山にとどまっているセキコ仙人の下で修業し、自らが無意識に抱いていた恐怖を自覚するとともにこれを克服、新たな十二神皇のリボル・ティーガを手に入れた。そしてサンドラッドから伝言を受けて挑んで来た和巳にリボル・ティーガでリベンジを果たしてエグゼシードを取り戻した。
が、アルティメットを入手した和巳に完敗し、再び十二神皇を失い、心身ともに大ダメージを喰らう。
ヨクと共に十二神皇を奪還した後のヨロイとのバトルでエグゼシードがエグゼシードFに進化した。
邪神皇との最終決戦前には和巳の孤独を知りショックを受けるが、ヨクの後押しもあり世界を護る為に最終決戦に挑む。
バトル終盤ではシシによって邪神皇に引きずり込まれる和巳の「俺ごと邪神皇を倒せ」の言葉通り、光魔神のダブルドライブを発揮したエグゼシードFで勝利。敗北後封印される寸前に救いだしている。
決着後は和巳と共に元の世界に帰り、その後も好敵手として殺意無しの真剣勝負で競い会う事となる。
数ヵ月後、次元移動が確立したのか、バルガルドから転校してきたヨクに驚くところで物語が終了している。
だが、地球では然程時間が経過していなかった(チャンピオンシップに優勝した日の深夜)。夢だと思っていた様だが、エトから貰い請けたメダルを首から下げており、長い旅の経験から率先して自堕落な自分からさよならした。
使用カード
バトスピ主人公では初めて系統:「皇獣」を中心とした赤デッキを使用。
相手のスピリットの破壊をメインとしたバトルを主とし、何枚か入れた白属性のマジックも使い守りも怠らない。
優勝賞品のXレアに合わせ構築したもので、それ以前は「戦国覇王ギュウモンジ」「センゴクコンドル」などを使用していた。
スピリット
- コレオン
ディフォルメされたライオンのような姿の小型スピリット。
「神皇」スピリットのコストを一つ軽減する能力を持つ。
駿太のバトルでは必ず登場しており、駿太を語る上でこいつは欠かせない。
- 壬獣ジャガーエッジ
その名の通りジャガーをモチーフとした中型スピリット。
攻撃時BP3000以下のスピリットを破壊したり、ソウルコアが乗っていたら一枚ドローする能力を持つ。
コレオンと同様、駿太のバトルでは必ず登場している。
パロディーとしてLV3のBPと効果がネタに全振りした『肉ジャガーエッジ』というネタカードが登場している。もちろん禁止カード。
- 庚獣竜ドラリオン
召喚時BP5000以下のスピリット2体を破壊できるレアスピリット。破壊したらブレイヴを呼び出せる。
エグゼシードから走破を付与されたり、炎魔神や超・炎魔神と合体してパンプ効果を発揮したりとしばしばフィニッシャーとなっている優遇されたやつ。
- 甲獣キャノン・ピューマ
色とシンボルを白としても扱う事が可能なスピリット。
アタック&ブロック時に一枚ドローしたり、封印時効果でリボル・ティーガの【砲撃】でオープン出来るカードを3枚に増やす能力を持つ。
50・51話ではこの3枚増やしを初めて使用、ジャガーエッジ、エグゼシードF、ドラリオンの3枚を呼び寄せ3点ダメージを浴びせる大活躍を見せた。
十二神皇の一体で駿太のキースピリット。新能力【封印】と【走破】を持つ。赤属性の主人公の初代キースピリットが竜モチーフで無いのは初である。
タツミに敗北したことで暗黒バトラー側に奪われるが、後に大牙和巳を倒したことで取り返した。
ほぼすべてのバトルで登場、神皇と十冠に走破を与えフィニッシャーになっている。
エグゼシードが進化したXレア。Fと書いてフォーミュラと読む。
ソウルコアを封印したターンの間、このスピリットを最高レベルとして扱える【超封印】と、自らの系統:「神皇」/「十冠」を持つスピリットと同じ個数だけこのスピリットのBP以下の相手スピリット及びアルティメットを好きなだけ破壊し、更に相手スピリット及びアルティメット1体を指定アタック出来る【炎走破】を持つ。
- 庚天獣レディアント・ペガス
エトに使えている神官から渡されたスピリット。
召喚時にデッキの上から5枚をオープンし、ブレイヴカードと系統:「神皇」を持つスピリットカードを1枚ずつ手札に加える能力を持つ。
初登場の18話ではエグゼシードに指定アタックするも、炎魔神を破壊されあえなく返り討ちに。解せぬ。
50・51話を除き、召喚されたバトルでは毎回キーカードの回収に成功しているが、しかし毎回何らかの手段で破壊されており、召喚時効果に対してバトルでの活躍は少なかったりと不遇なやつ(むしろヨクのシュバリエの方が活躍している)。ちなみにヨクのウェッジテイルについては初登場ではヨクを勝利に導く大活躍を見せてはいたが、あちらも格差があったのも初登場だけの話でその後はこちらと大差のない不遇ぶりが見られた。
十二神皇の一体で駿太の新たなキースピリット。赤轟山で手に入れた。自分のデッキを上から2枚オープンでき、その中の系統:「神皇」/「十冠」を持つスピリットカード1枚につき、相手のライフを1個減らせる【砲撃】を持つ。系統が無ければ威力が発揮されず、不発に終わるが、代わりに自分の赤スピリット全員のBPを+10000する。
37話では砲撃の不発を逆に利用してエグゼシードのBPを+10000させる事で、丑の十二神皇アバランシュ・バイソンの撃破に貢献。
さらに、エグゼシードと共に超・炎魔神と合体する事によって、超・炎魔神の【ダブルドライブ】の発揮に繋げた。
50話ではキャノン・ピューマの効果でオープンされるカードを3枚に増やし、ジャガーエッジ、エグゼシードF、ドラリオンの3枚を呼び寄せ3点ダメージを浴びせる大活躍を見せた。
背景世界ではエグゼシードの大ファン。また弟の庚寅獣ブロス・ティーガがいる。
- 庚午獣ハイレオン
コレオンの進化形態らしい。
アタック時にBPを4000上昇出来るスピリット。さらにこの時に自分のライフに封印されているソウルコアを系統:「神皇」/「十冠」を持つ自分のスピリットに置くことで、シンボルを1つ増やすことができる能力を持つ。
エグゼシードFの初登場に合わせて登場、ダブルシンボルでライフを奪うも、直後に戌の十二神皇グリードッグの強奪で使われたエンペラーフレイムで焼かれてしまった。合唱。
ブレイヴ
異魔神ブレイヴの1体。勘違いしたサンドラッドから手にいれた。
左側のスピリットにバースト破壊効果とBPアップ効果を与える。
入手した場所であるバトスピ市場では偽物のカードが多数出回っており、スピリッツワールドでは異魔神ブレイヴは貴重なカードであるため、駿太やサンドラットも実際に召喚するまでは偽物だと思っていた。
効果発揮時には肘の拳型のカバーが下され、それを回転・射出して対象を破壊する演出がなされている。
炎魔神が進化した異魔神ブレイヴ。ソウルスポットの試練を乗り越えた褒美として手に入れた。
召喚時にバースト破壊効果を持ち、左右ともに系統:「神皇」を持つスピリットがブレイヴしている間、これらのスピリットは2度アタック出来る【ダブルドライブ】を持つ。
初登場となった37話では、召喚時効果でイオがセットしていた地神刀オオテンタを破棄し、ダブルドライブでエグゼシードとリボル・ティーガを連続アタックさせることで【走破】を無効化する【要塞】を強引に突破、丑の十二神皇アバランシュ・バイソンを含むイオのブロッカー3体を全滅させた上でイオの4つのライフを全て奪い駿太を勝利に導いた。
- 光魔神
超・炎魔神と超・風魔神が合体したブレイヴ。
デッキに残ったカードすべてを破棄する事で十二神皇全てを召喚する。
マジック
- フレイムバリケード
BP3000以下の相手スピリットを全て破壊するマジック。
使用時に十二神皇のスピリットの【封印】を使用している場合、このマジックを使用したバトルの間、系統:「神皇」/「十冠」を持つ自分のスピリット1体はBP勝負では破壊されない効果を持つ。
大牙和巳によって奪われたエグゼシードの走破によって死にかけたリボル・ティーガをこの効果で救った。他にも、リボル・ティーガがキキ・ベーレシアの申の十二神皇ハヌマーリンと相打ちになりかけた際も封印時効果で救っている。
- エンペラーフレイム
BP5000以下のスピリットまたはアルティメット1体を破壊するマジック。ソウルコアをライフに封印している間はBP15000以下のスピリットまたはアルティメット1体を破壊する効果を持つ。
タツミのダークネスワイバーンを焼いたり、かと思ったらグリードッグの強奪でハイレオンを焼かれたりと良くも悪くも活躍している。
- ダイナバースト
バーストマジックとして使用すると、BP10000以下の相手スピリット1体または相手アルティメット1体を破壊する効果を持つ。
メイン効果では2枚ドローできる効果がある。
ヨロイのグリードッグに強奪で使われ、手札を増やされたこともある。
- 絶甲氷盾
「バトルスピリッツ覇王」より使用されている白の防御マジック。
相手のアタックステップを終了させる。
- スクランブルブースター
自分のスピリットを疲労ブロッカーにするマジック。
- シープウォール
バーストマジックとして使用すると、合体していない相手のスピリットまたはアルティメットを手札に戻す事ができる。
フラッシュタイミングでは使用した時のバトルが終了した際にアタックステップを終了させる効果があり、劇中ではこちらの効果が使われた。
- サザンクロスフレイム
BP10000以下の相手スピリット1体または、BP15000以下の相手アルティメット1体を破壊するマジック。
封印時効果で和巳のバーゴイルを焼いた。
ネクサス
- 十二神皇の社
手札にあるコスト8以上のスピリットを召喚する際に、そのコストを1つ軽減させるネクサス。
Lv2時は相手によって自分のライフが減った際にBP7000以下のスピリットを破壊する効果が追加される。
- 情熱サーキット
相手のアタックステップ時に相手によって自分のライフが減った際に、自分のデッキを上から1枚オープンさせるネクサス。オープンしたカードが系統:「神皇」/「十冠」を持つスピリットだった場合はノーコスト召喚出来る。
Lv2時は自分のスピリットがブロックされた際、デッキから1枚ドローする効果が追加される。
駿太は度々このオープン効果を活用している。
余談
バトスピアニメにてツルギ・タテワキ以来の女性声優が演じる主人公である。演じている小市眞琴は、自身の事務所の先輩であり駿太の父親の年男を演じている杉田智和よりバトスピのスパルタ教育を受けたと語っている。
名前の由来はフランス生まれの競走馬『モガミ』と馬を連想させる『駿足』から。
家族の名前もそれぞれ干支関連から取られている。
弟:健斗(ケンタウロスから)
父:年男(年神から)
姉:卯咲(卯年から)
母:ひのえ(干支の一つ「丙午」から)
バトスピアニメでは唯一ドラゴン系のスピリットをエースに持たない主人公である。