大牙和巳
たいがかずや
究極の闇を纏いし炎よ!地獄の業火で、世界を黒く染め上げよ!
CV:小平有希
シシがエグゼシードを使わせるため(本来の目的は別)に召喚したカードバトラー。
実は第一話で駿太に敗北したカードバトラーで、そのバトルに負けエグゼシードが手に入らなかったことから駿太を激しく憎悪する。
「勝つ事」に徹底的にこだわり、負ける事と、「負けてもいい」という類の発言をする者を極端に嫌うが、これは後述する過去に由来する(自分を打ち負かした、もしくは優位に立っている相手に「いいバトルだった」という類の発言をされると禍々しい波動を放って激怒する程)。
最初はエグゼシードの力でキースピリットがいないデッキだった駿太を完敗に追い込んだが、リボル・ティーガ入手後の駿太には敗北。
その後もヨクにも敗北し、ヨクに「お前が負けたのは十二神皇を道具として扱ったから」と諭されるが逃走する。
本拠地に帰ったのち、シシに、「スピリッツワールドでは禁断」とされるアルティメットの存在を教えられ、過去のトラウマと駿太への復讐から力を欲し、自身のソウルコアを破壊してアルティメットである「ブラム・ザンド」を入手する。
アルティメットデッキ入手後にイヌイ将軍を撃破し、カラミティ・ボアを奪うが、十二神皇への敬意のかけらもない態度で投げ捨てた。
タツミの敗北後は一行に接触、駿太に赤の十二神皇をかけたバトルを申し込む。
最初は駿太にブラム・ザンドを破壊されるも、駿太の必殺である「走破」と「砲撃」を防ぎ切り、いつのまにか入手していたアルティメットである「ヴァンディール」のアルティメット召喚効果で三龍神を召喚して駿太のフィールドを一掃して心身ともに大打撃を与え、赤の十二神皇を奪う。
シシによるネタばらしの際に「邪神皇を制御するために呼び出したカードバトラー」であることが発覚。邪神皇制御を宣言し、シシ達と共にどこかへ消え去った。
その後は金色の鎧を装備してかつてタツミが座っていた玉座に居座る様になり「邪神皇によって世界を作り変えて王になる」という目的を持つようになる。
また、彼は作り変えた世界において家族や自分に忠誠を誓う者を生かそうと考えている。
その後邪神皇を手にし、駿太とヨクの2人を相手にバトルする事となった。
が、彼もまた邪神皇の傀儡であり、デスピアズ・ゾークの効果を使うたびに身体に異常をきたし、シシによって邪神皇の体内に引きずり込まれる。
光魔神の効果によって17シンボルになったエグゼシードFの攻撃を止めるためにシシにスクランブルブースターと絶甲氷盾を使うように強制させられるが、自分の意志で絶甲氷盾の使用を拒否。自分が邪神皇ごと死ぬとシシに吹き込まれても「俺ごと邪神皇を倒せ」と駿太とヨクに叫んだ。
敗北後は駿太とともに元の世界に帰り、父親は戻って来ない上に母親が家にいないことが多い事こそ変わらなかった物の、築いていた友情が壊れていなかったことを知る。
その姿は復讐鬼でも孤独でもなく、普通の少年だった。
和巳は父親にデッキを買ってもらったことからバトスピを始めたが、突然父親がいなくなってしまい、それに続けて母親も家にいることが少なくなり孤独を延々と感じることになってしまった。この時、両親や姉や弟と楽しく暮らす駿太を妬んでいた事が判明した。
和巳は「強くなれば父に会えるかもしれない」と、その才能で様々な功績を立て、学校の人気者になった。
が、第一話の戦いで駿太に敗北後、今まで築き上げたものが全て砕け散ってしまう。
気持ちは分からなくはないが駿太からしたらどうしてこうなったとしか言いようがない
現に駿太はひどくショックを受けていたが、それに対してヨクは「それが世界を滅ぼしていい理由にはならない!」と論破した。
なお、父親がいなくなったり、母親があまり帰らなくなった理由は最後まで明かされなかった。
ただ、ある程度の推察は可能で、父親との最後の会話からも彼が自分から家を出て行った様には見えず、また母親の「もう、帰って来なかったりして…」という曖昧な台詞からも、「父親が事故に巻き込まれて意識不明の重体となり、それを看病し尚且つ入院費用を稼ぐ為に仕事を増やした母親は家になかなか帰れなくなったのではないか」と推察出来なくもない。もし、そうだとして和巳に話さなかったのは、まだ小学生という幼過ぎる彼には酷過ぎる内容だったからと思われる。
様々なデッキを自在に操る実力者。
最終的にはアルティメット使いとなった。
アルティメット
- バーゴイル
黒いガーゴイルのような姿を持つアルティメット。
召喚時、小型スピリットの破壊かコアブーストを行う。
邪神皇によって大量召喚(バトスピの同名カードの上限である三枚を軽く超えるほど)された際は、双方マジックも何もない状態にもかかわらずBPが下のコレオンやチキンナイトに片っ端から破壊されていた。
- 龍魔皇イビルフリード
アルティメット・ジークフリードの色違いの姿を持つアルティメット。
召喚時のUトリガーがヒットすればトラッシュのコアを全て回収できる。
また、アタック時に自分よりBPが低いスピリットを破壊し、成功すれば1ドローできる。
巨大な双剣とケンタウロスの骨格を持つ赤黒いドラゴン。
アタック時にソウルドライブ(ソウルコアを除外)し、相手のスピリットを全滅させたうえ、次に召喚を封じる効果を持つ。
これをまともに食らうと相手は少なくとも二回のアタックステップを無防備な状態で受けなければならなくなる。
また、レベル5なら自分のアルティメット1体のソウルドライブをもう一度発揮する。
ちなみに自身のソウルドライブをもう一度使うと、前に破壊した合体スピリットのブレイヴを処理できる。
巨大な鎌を持ち、様々な虫のキメラのような姿。
アタック時のソウルドライブで、アルティメットが三枚出るまで好きなだけデッキをオープンし、出てきたアルティメットを召喚条件とコストを無視して召喚する効果を持つ。
下手すればデッキを大量に破棄しかねないが、デッキ編成を間違わなければアルティメットを三体無条件で召喚できるため、展開と奇襲にはもってこいである。
レベル4になるとアルティメットの攻撃で相手のライフを減らした時もう一つ減らせる効果を得るため、ソウルドライブとの相性も抜群である。
ちなみに残りの四魔卿でおるイル・イマージョとマグナマイザーは使用されないままであった。
- アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ
身の丈を超える大剣を持ち、黄金の鎧を纏う赤いドラゴン。
召喚時のUトリガーでライフを最大5まで回復する。
アタック時のUトリガーがヒットすれば真激突と同様の効果を取得し、クリティカルヒットすればBP12000以下のスピリットの破壊ができる。
召喚条件は赤のスピリット三体以上とかなり厳しいが、和巳はヴァンディールの効果でなかったことにしている。
十二星座のひとつである射手座のモチーフ「弓を持つケンタウロス」の姿をしているドラゴン。
アタック時にWUトリガーがヒットした数だけBP15000以下のスピリットを破壊し、Wヒットすればシンボルを一つ増やせる。
レベル4からは指定アタック効果を持ち、指定アタックが通るとライフを一つ破壊できる。
ちなみにWUトリガーはUトリガーでさえ二回しか見たことがなかったキキとイヌイを驚愕させた。
巨大な翼と所々女性的な特徴を持つワイバーン。
バーストとして扱え、自分のライフが3以下の時にアタックされればバースト発動、ライフを一つ回復しつつノーコスト召喚できる。
バトル時のUトリガーがヒットするとバーストをセットすることができ、成功するとセイバー自身が回復する。
ヴァンディールによって召喚された時は一体だけ効果を一つも発揮しなかった。
- 邪神皇デスピアズ
かつて十二神皇によって封印された邪神皇の正体。異形としか言えない姿をしている。
召喚時効果で相手スピリットやアルティメットを一体だけ残し、それ以外の相手スピリットやアルティメットを全て破壊する効果を持つ。アタック時効果及びブロック時効果で、相手のライフにあるソウルコアをトラッシュに移す効果も持つ。
レベル4からは、相手の効果を無効化する効果も持つ。
- 邪神皇デスピアズ・ゾーク
新効果である「煌臨」(普通の物と違いソウルコアを除外する)によって召喚されるアルティメットで、上半身が人間、下半身が巨大な翼を模した台座のような姿をしている。
煌臨時に相手のスピリットかアルティメットのコア3個をボイドへ送り、デスピアズから煌臨すれば相手の封印を封じる。
レベル4からはアタック時のフラッシュタイミングで、3枚を上限フラッシュタイミング内のに好きなタイミングで手札を破棄、破棄した手札一枚につき相手のコアを3個リザーブに送る効果を持つ。
マジック
- 絶甲氷盾
「バトルスピリッツ覇王」より使用されている白の防御マジック。
自身のライフを回復後、相手のアタックステップを終了させる。
- 氷雪サークル
相手のスピリット、アルティメットのアタックを一体封じるマジック。
ソウルコアでコストを支払うと二体封じることができる。
- リアクティブバリア
自分のライフが減る時にこのマジックを手札から破棄するとライフ破壊を1に抑えることができるマジック。
フラッシュで使うと 相手のアタックステップを終了させる。
ジャック・アトラス:主人公からエースモンスターを奪ったライバル繋がり。和巳ほどではないが、こちらも自分の行動を棚に上げて主人公を逆恨みする様な描写が見られた。
パラドックス:こちらも主人公からエースモンスターを奪った敵キャラ繋がり(しかも上記のジャックと同じモンスターである)。
霧島ロア:とあるエースモンスターの持ち主に選ばれず、主人公に嫉妬したライバル繋がり。こちらは主人公を陥れようと陰険な手を使う(しかも自分の従妹まで利用した)など、見方によれば和巳よりもタチが悪い(おまけに主人公は最終的にこいつに勝ち逃げされてしまっている)。
加古川ランマ:こちらも主人公に嫉妬したライバル繋がり。和巳と同様、チート同然のデッキを使って苦しめたが、和巳やロアほどの悪行は犯してはいない。
ちなみに中の人は奇しくもシシを演じた人である。まさかこちらのシシも和巳と同じ所業をしでかすとは…。
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