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プロフィール編集

所属御台場女学校
レギオンLGヘオロットセインツ
出身御台場
年齢/学年16歳/2年
誕生日9月6日
ポジションAZ/TZ/BZ
レアスキルゼノンパラドキサ(S級)
使用CHARMカラドボルグ、ヨートゥンシュベルト
演/CV林田真尋

概要編集

ヘオロットセインツ所属。

「御台場女学校史上、最も変異型のヒュージを倒した」という戦績から、「怪異斬り(フリークスレイヤー)」の異名を持つリリィ。

スキルレベルS級のゼノンパラドキサにより、常人には不可能な、連撃を刹那の内に叩き込む技を使用できる。

また、「神宿り」と呼ばれる、「CHARMのマギとリリィの身体が共鳴する」現象をコントロールすることができる。この「神宿り」は、リリィの戦闘能力を向上する代わりに長時間継続すると負のマギに侵されてしまうという諸刃の剣なのだが、菱田治はCHARMの鞘の内で神宿りを完全に制御できる

この「特異点」とも言うべき二つの能力を有する彼女は、未強化ながらブーステッドリリィに匹敵する戦闘能力を有している。


かつては高等科生徒会長を争うほど将来を渇望された存在でもあり、「セインツの影の主将」とも評される。

船田姉妹やらと共に船田予備隊の一員として活動していた時期もある。


咲魅との誓いと「御台場迎撃戦編集

菱田治には二人の幼馴染がいた。

同じくヘオロットセインツに所属する横山梓と、ロネスネスの今村紫の姉、今村咲魅である。

三人は幼い頃から家族ぐるみの付き合いがあったが、咲魅は中等科に上がる直前、病に倒れて夭逝する。

咲魅が亡くなる前、治は「御台場女学校の生徒会長」に、そして「御台場を護る一番のリリィ」になることを誓った。「菱田治」というリリィを語る上で欠かすことのできない逸話である。


だが、その誓いを試すような出来事が、かの御台場迎撃戦において発生する。

梓と共に第3部隊に所属し、奮戦していた治であったが、第5部隊の失敗によって中等科生たちが逃げ遅れてしまう。ギガント級を含むヒュージ数十体の群れが眼前に迫り、メンバー9人揃っていないためにノインヴェルト戦術も行えず、期待していた増援部隊も背後で死闘を繰り広げている。しかも、この地域では避難が完了していなかった。


治は時間を稼ぐために、富士見橋を落とすことを決断する。

その決断は「背後で戦う中等科生たちを見捨てる」ことを意味しており、そのせいで彼女たちに犠牲者が出れば、「御台場女学校の生徒会長になる」という誓いは間違いなく絶たれることになる。咲魅との誓いを知る梓はそれを必死に止めたが、治の決断は固かった。

その結果、橋は落とされ、時間を稼ぐことには成功した。しかし一方で、第2部隊の活躍のおかげで中等科生たちは無事救出されたが、彼女たちを危険に晒した治はヘオロットセインツに選出されることすらなくなった。


その後、船田予備隊時代の仲間であり、御台場迎撃戦を共に生き抜いた月岡椛や、川村楪のはたらきかけによって、治はセインツへの入隊を許されたのであった。


使用CHARM編集

カラドボルグ

ケルティックディール社製の第3世代CHARM。

菱田治のユニークCHARMで、「鞘の内でマギを生成する」という彼女の秘技を補助するための機能が鞘に付属されている。

また、鞘と本体部分を分離できる。


ヨートゥンシュベルト

御台場女学校のリリィが高等部に進学した際に、ガーデンから支給される第1世代CHARM。彼女のものは柄が黒く、剣身の中央に赤いラインが入った西洋剣の形をしている。


デザインを担当した柊伽氏曰く、「主人公感が極限まで出るようにしました」とのこと(外部リンク参照)。


容姿編集

濃い紫色の髪のツインテールに、黄色の瞳。

「神宿り」の状態に入ると髪が白く変色する。

菱田治様 神宿りVer

程では無いが、結構立派な物をお持ちの様子。


各作品での活躍編集

舞台「アサルトリリィ 御台場女学校編 The Singular Ability」編集

御台場近辺に出現したヒュージの討伐のため、楪、河鍋薺と共に参戦、ロネスネスの援護に向かった。


小説「アサルトリリィ~電撃新潟奪還戦」編集

第7話「御台場からの援軍」にて登場。ヘオロットセインツの一員として、ロネスネスと共に新潟遠征に参加した。


アサルトリリィ Last Bullet編集

御台場第4弾の千秋楽にてメインストーリーへの参戦が決定した。


関連人物編集

今村咲魅(演:柴田茉莉

幼馴染。ファンタズムに覚醒すると期待され、高いスキラー数値を有していたが、生来の体質のせいでリリィにはなれなかった。

中等科に上がる直前、病により死去。だが、彼女と交わした誓いが、現在の菱田治を作り上げたと言っても過言ではないだろう。


舞台「The Singular Ability」では治の回想などで登場するが……?


横山梓(演:野本ほたる

幼馴染。現在はヘオロットセインツに所属。

治同様に、「3人の絆を守るためにリリィとして戦う」ことを誓った。

好不調の波が激しく、それを非難したに治が激怒したことが、船田予備隊解散の一因となった。

御台場迎撃戦では第3部隊で治と共に奮戦。富士見橋を落とそうとする治を止めようとするが、彼女の説得は聞き届けられなかった。

治がヘオロットセインツに選出されなくなってからは自身もセインツ入りを拒否。その後、椛と楪の計らいで治と共にヘオロットセインツに入隊した。


今村紫(演:高辻麗(22/7)柴田茉莉

咲魅の妹。現在はロネスネスに所属。

咲魅が死んだことで決意を固めた治とは対照的に、「今村咲魅の妹」としての期待に圧し潰され、元からの性格の暗さも相まって思うように戦えなかった。

Twitterの「アサルトリリィ公式アカウント」の解説によれば、そのことが原因で治とは疎遠になり、紫はロネスネスに入隊したのだという。


一方で舞台「The Singular Ability」では、治が負傷した紫の様子をひどく心配するなど、関係性が比較的良好になっている。


月岡椛(演:夏目愛海矢野妃菜喜)、川村楪(演:あわつまい

ヘオロットセインツの隊長と副隊長。

共に船田予備隊で戦った戦友。御台場迎撃戦で名声が落ちた治がヘオロットセインツに引き入れられたのは、彼女たちの尽力によるものである。


河鍋薺(演:河内美里)、鈴木因(演:白石まゆみ

ヘオロットセインツに所属する後輩。因は治に憧れているが、治は薺のことを可愛がっているため、薺に嫉妬している。


舞台「The Singular Ability」では、治、梓と共にロネスネスの援護に向かった。その際、因は本来本隊に残る予定だったが、治と一緒に戦いたい一心で椛に許可を取り、三人の後を追いかけている。


円山周(演:今村美歩

ヘオロットセインツ所属の三年生。かつてはヘオロットセインツの隊長であり、御台場女学校の生徒会長でもあったが、現在はサブメンバーとして在籍している。


治のことを気に懸けており、御台場迎撃戦での彼女の決断も「私も同じ場面なら同じ判断をするだろう」と支持している。


余談だが、周は治同様、茶色の長手袋にタイツ、一部分が薄手の茶色い生地になっているシャツを着用し、左肩にマントを羽織っている。明言こそされていないが、治が周を意識して衣装を選んだのだと推察される。


隅谷水晶

柳都女学館在籍のリリィで、レギオン「ドゥーヴァ」の隊長。

死に場所を求め、自暴自棄になって戦う彼女を、速水桂と共に救出。水晶がそのような戦い方をするようになった理由を聞いた治は、自身の苦い経験を踏まえて彼女を諭す。


ドール編集

百合ヶ丘女学院秦祀共々ドール化が決定した。ヘオロットセインツでは、薺、楪、に次いで5人目である。


既存品よりもプロポーションが改善された新素体『ピコニーモR』が使われ、CHARMやアーマー類が付属しない代わりに低価格を実現したライトパッケージでの発売となる(従来通り付属するバージョンが発売されるかは不明)。


尚、イベント等では最初に白髪(神宿り)Verのみが展示された後、黒髪の通常Verが展示された。後者の黒髪Verが先に発売され、神宿りVerも後から発売される予定。


また、使用CHARMであるカラドボルグはガレージキットでのリリースとなる。


関連項目編集

アサルトリリィ 御台場女学校

今川誉:演者繋がりのリリィ。



注意!ここから先の内容には、舞台「アサルトリリィ 御台場女学校編」のネタバレが含まれています!
































































































御台場迎撃戦の再現、そして暴走

御台場迎撃戦を再現するかのように出現したヒュージに治はかつてのリベンジを望むが、その激しい戦闘の最中に愛用のCHARM「カラドボルグ」を壊してしまう。

そんなとき、治は保険医であり元「戦うアーセナル」であった中原・メアリィ・倫夜から新CHARM「ガラテイア」を渡される。「これでまた戦える」と、意気揚々と戦場に戻った治であったが、戦闘中に自身の過去のトラウマが負のマギと呼応して治は暴走、見境無く攻撃してしまう。


あまりにも負のマギが強すぎるため、負のマギに対処できるルナティックトランサー持ちである船田姉妹が対抗するしかなく、ロネスネスとヘオロットセインツは三人も欠いた状態でギガント級を相手にせざるを得なくなってしまった。


そんな姉妹ですらリリィを傷けたくないが故に苦戦を強いられ、が深手を負うことになってしまったが、霊体となって現れた咲魅の説得により動きを止め、最後はの居合い斬りでマギクリスタルを破壊されたことにより、負のマギから解放された。


関連項目(ネタバレ)

ラスボス:舞台版後半の彼女のポジションは正しくそれである。


中原・メアリィ・倫夜(演:小野瀬みらい

御台場女学校の保険医(軍医)。「The Singular Ability」においては、「The Fateful Gift」でGEHENAを見限った戸田・エウラリア・琴陽からの通信を聞いていたり、治や船田姉妹に対して不穏な発言を繰り返したりとGEHENAとの関係性を疑わせる言動が多い。治が暴走したのも、彼女が託した「ガラテイア」の影響だと推察されている。

だが、彼女が御台場女学校に送り込まれたGEHENAのスパイなのか、あるいはGEHENAの実験を利用しているだけの部外者なのかは、未だ明らかとなっていない。


白井夢結(演:夏吉ゆうこ

百合ヶ丘女学院一柳隊の副隊長。

「二年生」「普段は黒に近い紫色の髪」「神宿りにより髪が白く変わる」「ラプラスをレアスキルに持つ後輩に慕われる」「劇中で過去のトラウマを刺激されて暴走する」「マントを着けて戦う(夢結は舞台版ではアールヴヘイム時代のマントを身に着けて戦っている)」と、共通点が多い二人。

今のところ共演はないが、共に御台場迎撃戦に参加していることから(夢結は第1部隊、治は第3部隊所属)、互いに交友があると思われる。

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