概要
ジパングの「武士」と呼ばれる戦士の遺体に妖力が宿り、動き出したゾンビ。
ゾンビではあるがその瞳には強い光が宿り、武士として文武両道を志すことから知性も高い。
「刀」と呼ばれる東洋の刃物を用いた剣術は死しても衰えることはなく、死んでもまた立ち上がるアンデッドの性質と相まって彼女達を恐るべき不死の剣客へと変貌させている。
武士として、主君への忠義を旨としており、落武者として目覚めた彼女達は、残った記憶をもとに主君や生前居た土地へと向かう。その中で出会った男性と結ばれることになる。
落武者の中で、武士として主に仕える心と、魔物娘として男性を欲する気持ちが渾然一体となっており、そのため夫のことを「主君」のように扱う強い傾向を持つ。
魔物娘としては珍しく奥手で、自分から夫を求めることはないが、落武者を妻とする者たちは、自分の傍らで彼女が見せる献身から垣間見える愛に心惹かれ、妻を求めることになる。
彼女達は夫との間に世継ぎを産みたい、と願っているが、現在魔物娘からは同性の娘しか生まれない。しかしジパングの文化においては家督を継ぐのは基本的に男性のみ。
そのため、「過激派」と呼ばれる、魔界を拡大し、世界中を魔物娘とその夫で満たそうとする勢力のもとで戦い、そうした現状を変えようとする者もいる。