概要
『ケロロ軍曹』の登場人物であるタママ二等兵が嫉妬状態になった時に使われる通称。
桃華の裏人格が「裏桃華」と呼ばれることから、一部ファンからこう呼ばれている。ファンによっては「裏タマ」とも呼ぶ人もいる(pixivのイラストタイトルやタグではそっちの方が多い)。
ファンによる非公式名称の1つであり、実際に本家で使われたことは一度もない。基本公式では「嫉妬状態」と呼ばれており、もっぱらファンの間でもそっちで伝わる。ただし担当声優である小桜エツコ氏は裏タマと呼んでいるため、半ば公式ではある。
ではなぜ「桃華が「裏桃華」と呼ばれるのに対し、タママには「裏タママ」という言葉があまり使われないのか」という疑問が残るだろうが、それは別人格というわけではなく、単に嫉妬の状態(つまりは同一人物)になっているからという理由が最も多い。実際作中でも桃華の別人格である「裏桃華」は表である桃華と2人で対話するといった別人格であると断定できる描写が多いが、タママの場合はそういった描写が一切なく、タママ本人が「嫉妬!」と叫んでいる描写が多い。そのため「裏」と呼ぶのはニュアンス的にも不自然であることから「嫉妬」あるいは「嫉妬状態」と呼んでいる人が多い。
一部のファンによるこの通称も単なる裏の顔という意味でタママ二等兵と分けるために付けている人が多く、別人格という意味で付けている人はほとんどいない。
ちなみにアニメ版で一度だけ「黒いタママ」という名で本人が名乗ったことがある(サブタイトルでも使われた)。ただしこの回はタママ自らが悪役となったことによるそれ相応の名前であり、実際に裏(嫉妬状態)を指す際の名ではないと思われる。
もっと詳しい詳細は「タママ二等兵」も参照。
ネタとして
作中では毎度のように彼が嫉妬をしてこの顔になるため、本作品では彼のお決まり要素となりつつある。
特に彼が嫌う純粋無垢なモアが登場した際は彼がどう見ても悪役になるというパターンが多く、公式でもタママがモアに対して理不尽に暴力を振るったり、遠回しにケロロとの仲を引き裂こうとしたりとタママの黒化っぷりが垣間見れることが多い。さらにこの場合大抵タママが逆に制裁されるのがお決まりとなっていることから、ファンからは勿論公式からも一種のネタとして浸透しつつある。
その影響からか二次創作として他作品のキャラがこのタママを模したような顔(もしくはそれをしている様子)で描かれることがよくあり、特に嫉妬玉を放つときのイラストがこの顔になっていることが多い。それ以外にも「某妖怪ゲームのコイツがまるで裏タママみたい」と言ったりする人もいたりと、一部界隈では中の人ネタとしても話題になっている。