概要
『ケロロ軍曹』の登場人物であるタママ二等兵が口から強力ビームを出す技。
作中でも使用頻度が高い彼の得意技。原作では「タママ・インパクト」と表記される事もある。
主に裏(嫉妬)状態になった時に使っているが、表状態でも使っている場合がある。
タママという男が恐ろしいのは何故かという理由の1つでもあり、ケロロたちもこの技については嫉妬共々恐ろしさを感じている。ちなみに原作・アニメ共々はじめて彼の裏状態が見られたシーンはこのタママインパクトが発動する直前(見方によっては直後)だったりする。
弱点は直線攻撃がゆえに、口を開けた途端に簡単にかわされてしまうこと。但しこのような描写はアニメだけで原作では特に言及されていないので、アニメオリジナルの設定とも言える。
なお大抵の宇宙人は目からビームを出すことはできるが、口からビームを出すことはできず、他に出せたキャラクターといえばアニメ第65話でカララが見よう見まねでやったところ、ほんの少しだけエネルギー(という名の空気のような何か)を出せた程度。つまりと目からビームを出すよりも口からビームを出した方がエネルギーが高いということが見て取れ、常に口からビームを出しているタママは内に秘めているエネルギー(『ドラゴンボール』でいう「気」)が余程高い持ち主ということになる。
ちなみに、桃華のパワードスーツの左腕で放つビーム「モモカ・インパクト」はこのタママインパクトを原理としている。
なお、『ケロロ軍曹』との関係性が強い『小さき勇者たち~GAMERA~』のガメラのトトの必殺火球「トト・インパクト」は「タママインパクト」と名前や技の様相が似ており、何らかの関係性がある可能性がある。
威力
作中ではよくケロロが黒焦げになる描写が多く見られたり、その他にも頑丈な岩壁や食べ物などあらゆるものを破壊している描写も多い。
そんなタママインパクトの発動原理やダメージ数値は具体的には語られておらず、公式ガイドブックでもあまり触れられていないため、謎のままとなっている(そもそもタママの放つものが火なのかビームなのかも不明。大体はエネルギーが集まったビームと捉えられている)。
しかし公式YouTubeチャンネルで空想科学LABOとのコラボ動画が出た際、このタママインパクトの威力についてが柳田理科雄氏の推測として具体的に語られており、アニメ第65話のカララを助けるために岩壁に穴を開けるシーンで使ったエネルギーはなんと630万kcal(これは2000ポンド爆弾の約7.3発分)。そしてそれに対する反作用は89kgらしい。タママはこの反作用を(威力が毎度異なる可能性もあるが)常に受け止めていることになるので、かなり足腰を鍛えていることになる。やばすぎるだろ…
バリエーション
ハイパータママインパクト
ケロロ小隊24時編で初登場。
いわゆる強化版であり、通常版との違いとして尻尾が光る。
威力はタルル上等兵のタルルジェノサイドEXとほぼ同等だが、作中ではあっさりタルルに押し返された。
『超劇場版2』でもヒトデ型怪物の攻撃に対抗する形で使用しているが、こちらでもヒトデエイリアンの拡散型ビームに押し返されている。
ネオ・タママインパクト
原作第27話で登場したインパクト。
通常のタママインパクトより軌道が曲がりやすくなる。
ハイパースピンタママインパクト
アニメ第58話Bパートでポールとの修行時に使用したインパクト。
上記の直線攻撃を改善すべく、ケロロが指導(?)したことでタママが独自に生み出した。
拡散タママインパクト
初代劇場版で登場。
文字通りタママインパクトを四方八方に拡散させるインパクト。
絶望のタママインパクト
小説『愛爆発!地球消滅5秒前!!』で登場したノベライズオリジナルのインパクト。
スーパータママインパクト
アニメ第295話でケロロがタママと合体した時に使ったインパクト。
スーパーという名なのに何故か威力は落ちており、ハンバーグを美味しく焼かせる程度しかない。
タマパクト
超劇場版3で登場した時短用のタママインパクト。
通常との威力の違いは不明だが、発動時間が短縮される。
ダブルインパクト
上記の桃華が使用するインパクト「モモカ・インパクト」とあわせて放つバージョン。
同時に放つというだけのバージョンだが、桃華が上部・タママが下部をそれぞれ担当するために攻撃範囲が広くなるというメリットがあり、お互いのデメリットが補えるようになっている。また合計威力が通常の2倍になるために強さも上がる。
封印すると…?
アニメ第77話ではタママインパクトを封印するというストーリーが存在する。
実際にタママインパクトを封印すると、嫉妬エネルギーが溜まり、体が破裂しそうになるくらいまで風船のように膨らんでしまう。
つまり、定期的にタママインパクトを打ってガス抜きをしないといけないのである。
またタママインパクトの発射には、特定の筋肉運動が作用していることが判明。
タママ二等兵が巨大化しても打てなかったのはこれが原因だった。
ゲーム作品での扱い
ゲームでもタママの代表技として使用できる。
登場ケースは基本的に通常必殺技として使用できるパターンがほとんどだが、作品によっては超必殺技として使用できるケースがあったり、タママの技として登場しないケースも存在する。
また作品によっては気弾のように短い弾状で撃てる作品もあったりするなど攻撃の形状が本家と異なる場合もある。
コラボでもタママの固有スキルとして使用できる作品は多くあり、攻撃形状も作品によって異なる。
使用できる作品
※表記について
・ビーム状→(直)
・気弾状→(弾)
(備考表記なしは通常必殺技または通常スキルとする。)
ケロロゲーム内
- ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル(直)
- ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤルZ(直)
- ケロロ軍曹 演習だヨ!全員集合パート2(弾)(一部ミニゲーム)
- 超劇場版ケロロ軍曹3 天空大冒険であります!(直)(超必殺技として使用可能)
- 超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!(弾)(チャージ攻撃として使用可能)
- ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊(弾)(タママの初期わざとして登場する他、ケロカではアイテムカードとしても登場する)
外部作
- ヒーローズファンタジア(?)(外部作品では珍しく発射形状が不明)
- LINEレンジャー(線)(「タママ二等兵」の究極進化版である「自称マスコット タママ」から使用できる)
- NEXONアプリ版けものフレンズ(線)(女体化になっても使用できている。「タママ(けものフレンズ)」も参照)
関連タグ
タルルジェノサイド…タママインパクトのライバル技(?)
嫉妬玉…タママのもう一つの得意技。