概要
原作第47話・アニメ第22話で出てきたタママ二等兵の別名。
とある理由からケロロ小隊の隊長の座に就いたタママが自ら名乗った名であり、いわゆるニューリーダーになったタママの通称である。
公式名称であり、ファンからはその時変わったタママの服装を指すことの方が多い。
容姿
見た目は薄紫の教官服を着たタママ。それだけ。
彼のシンボルマークでもある若葉マークは(この衣装を着てしまうと普段付けているところは隠れてしまうこともあるため)帽子の部分だけに付いている。
普段素っ裸な状態であるケロン人では珍しいケロン人専用の衣装でもある。
活躍(?)
いつもと変わない日常。しかしそんなある日、とある一通のはがきが届いた。
そこれは「隊長ハ タママニ」と書かれていたケロン軍からの手紙であった。
そして、これまで隊長の座に就いていたケロロに突如代わってタママがこの姿で登場。
まずは「地球侵略が進まない原因」としてケロロのガンプラをすべて破壊。それに歯向かった元(?)隊長のケロロを独房送りにする(これにはギロロやドロロもアニメ版で「やりすぎ」と止めたほど)。続いてシャワーをコーラにされたり、冷蔵庫をお菓子だけにしたことに抗議した冬樹と夏美、二人の味方をしたギロロも独房送りにし、挙句腹いせにモア、さらにモアをケロロと同部屋にしたクルルと、自身に逆らう部下たちを次々と排除していく。
気に入らない部下を全員クビにしたタママは優越感に浸っていたが、頼れる仲間が自身の周りに誰もいないことに気付いた彼は孤独感を抱き、また自身が排除した地下秘密基地でケロロとその周りが和気藹々とカードゲーム(原作ではUNO、アニメではトランプ)をして遊んでいた光景を見てその悲しさ故のショックから涙を流す。
最終的に彼は「自身も混ざりたい」と嘆いて、これまでの自身の惨忍的な行動を謝罪した。
自身が隊長に向かないことを改めて実感するのであった…
ちなみにこの手紙に書かれていた内容は実はあぶりだしによるもので、作中ではその一部のみが浮き出ていただけであったことが冬樹の推理によって判明。本当の手紙の全文は「隊長ハ"ケロロニマカセタママニ"」というケロロ小隊の隊長はケロロのままでいるようにと書かれていた内容であるというオチで終了する。
なおアニメ版ではこの展開からいくつかオリジナル要素が追加されており、タママが嘆いた直後に彼がケロロたちの元へと直接合流する流れになっている他、ラストのオチに「提出物はきちんと提出しろ」というお叱りも書かれていたことが明かされる(隊長には膨大な量の宿題が課せられていたのだが、当のケロロはその宿題をサボっていたため)など僅かにストーリー内容が拡大された。また原作では未登場だったドロロが新たに登場した(時系列がドロロ初登場より前だったことによる処置)ためにタママ以外のメンバーを次々排除する場面で『地球コーラフロート作戦』に反対したドロロも排除されるという流れが追加された。
そのために原作では逆にタママが後輩のタルルを5人目に誘うという場面がある。
本編以外での登場
上記のように、本作では珍しいケロン人専用の衣装でもあるため、タママのコスプレ衣装の1つとしてこのタママが登場するという作品もある。
ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル/メロメロバトルロイヤルZ
タママ二等兵の専用コスチュームの1つとしてまさかの登場。
ただし本作では服装全体が反映されているわけではなくタママが帽子をかぶっているものになっている。見た目の違いとしては目の表情が怒っているという点と専用の帽子を付けているという点だけだが、初代ではキャラクターの見た目を切り替える機能自体が正式に実装されていなかったため、この事例はかなりレアケースだった(おそらくはデータの要領とグラフィック上の問題によるもの)。
初代ではストーリーモードのタママ編の第5話『タママ 独裁隊長誕生! であります』で使用することができる。性能差の違いは特になく所謂タママのコスチューム違いといった感じだが、雰囲気が大きく変わるため、雰囲気を重視するプレイヤーなら「完璧!」……といえるだろう。
また、実は隠しコマンドを使うことでフリーモードでも使用することが可能。SELECTボタンを押しながらタママに決定することでこの衣装に変更できる(ちなみに一部プレイヤーからはこの機能が重宝されていたりする)。
続編の『メロバトZ』でもストーリーモードは廃止されたものの、このコスチュームはタママのコスプレ衣装の1つとして選択可能となっている。
関連タグ
プラモの神様ごめんなさい…同話のネタ。