概要
東日本大震災から4年が経ち復興が進む仙台で発生した連続殺人事件を巡り、日本の生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリー作品となっている。
もともとこの作品は『河北新報』など全国14紙に2016年2月から2017年9月に連載した後に、NHK出版より2018年1月25日に発売されたものである。2021年7月21日に宝島社より文庫化された。
2021年10月1日には監督・瀬々敬久、主演・佐藤健で映画化される。本来は2020年の公開が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった。時代設定が震災から9年後に変更されているのは当初の予定の名残である。主題歌として2011年に桑田佳祐が発表した楽曲「月光の聖者達」が使用される。震災から半年後に開催されたソロライブ『宮城ライブ_〜明日へのマーチ!!〜』でのパフォーマンス(※1)に、制作スタッフが感銘を受けた事がオファーをした決め手となった。
- ※1:桑田はこのライブでは歌唱前に文部省唱歌「故郷」をハーモニカで演奏。「月光の聖者達」のアウトロでは日の丸をバックモニターに投影させる演出を行っている。
映画版のキャスト
利根泰久:佐藤健
笘篠誠一郎:阿部寛
円山幹子:清原果耶
蓮田智彦:林遣都
三雲忠勝:永山瑛太
城之内猛:緒形直人
楢崎:岩松了
鈴木:波岡一喜
笘篠紀子:奥貫薫
菅野:井之脇海
東雲:鶴見辰吾
櫛谷貞三:三宅裕司
上崎岳大:吉岡秀隆
遠島けい:倍賞美津子
関連動画
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