概要
1950年4月1日に市制施行。2005年4月1日に日高町、但東町、城崎町、竹野町、出石町を編入。現在の豊岡市となる。
新市名にこうのとり市になる候補があったが、ひらがな名称の理由で反対となり現在の豊岡市のままに至っている。
かばんの生産地である。また、兵庫県唯一の地方銀行である但馬銀行の本店がある。
旧但馬国の中心部で国府があった。日本で最後の野生コウノトリの生息地として知られており、コウノトリの保護や繁殖などの管理も行っている。
また、旧城崎町には城崎温泉があることで有名。京阪神方面から多数の特急列車が走っている他、過去には与謝野晶子や司馬遼太郎などの多数の文豪も訪れていた。
気候
内陸に位置する市内の豊岡盆地を中心に豪雪地帯である。年間平均降雪量は312cmにもなり、福井市(286cm)や新潟市(217cm)などの北信越の都市の降雪量をも上回る、西日本屈指の豪雪都市である。過去最深積雪として1936年2月3日に186cmを記録した。2012年2月18日には積雪100cmに達し、1984年2月8日の131cm以来28年ぶりに1m台に達した。
その一方で山に囲まれた盆地という地形から、夏には猛暑になることが多い。日本でも知られる「暑い街」のひとつであり、ニュース番組等でも取り上げられるこがある。
2023年8月5日には39.4度を記録し、23年振りに県内最高気温を更新(なお23年前の記録も同市)。さらに同月12日には、22日連続猛暑日を記録し、これは大分県日田市が1990年、1994年に記録した物と並ぶ国内歴代二位タイとなる。
このような状況から、夏の最高気温と冬の最低気温との差が45度近くになる年もある。