概要
ファミリーコンピューター用RPGである初代『女神転生』に登場する種族「邪鬼」の悪魔。
旧作では「邪鬼」は合体でも仲魔にできないEVIL属性の、魔法などの特殊能力を持たない物理特化悪魔で、魔王ヘカーテの支配する「マズルカの回廊」に複数体で出現する。
下半身が竜巻のようになった青肌のランプの魔神を思わせる姿で、色違い悪魔には合体専用のGOOD種族である幻魔のパズスとジンがいる。
続編『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』では黄色肌の魔神となり、名称が邪鬼エキンムに変更となった。
今作では金子一馬氏によって妖鬼ジンの色違い悪魔としてリデザインされ、疾風魔法「ザンダイン」、恐慌付与の「テンタラフー」を使ってくる高レベル帯の悪魔である。
この悪魔の元ネタは、昭和期の悪魔辞典に掲載されていた竜巻魔エキムで、さらに遡るとバビロニア神話の人に危害を与える精霊エディンムの別名エキンムがモチーフとなっている。
その後『真・女神転生Ⅱ』で再登場し、公式イラストではディズニー映画『アラジン』に登場するジーニーに寄せた姿で描かれた妖魔ジンの色違いの複数のザン系魔法と緊縛魔法「シバブー」、「毒ガスブレス」を持つ悪魔であった。
なお『真・女神転生if...』では、この公式イラストに近い姿のドット絵に打ち直され、毒ガスの代わりに物理技「アカシャアーツ」を持つ敵として登場している。